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Little Tree

日々のいとなみのなかで感じた子どものこと、季節の移ろいやこころに映る風景

色とりどりの、人もよう・・・

2008-11-08 08:27:01 | お気に入り
曇り空の土曜日、西から雨雲が近づいているとのこと。

この空の色は…
その名のとおり「薄雲鼠 うすくもねず」か「白鼠しろねず」あたりでしょうか?


昨日、ご紹介した志村ふくみさんの「一色一生」にひととおり目を通しました。

この方のお名前とお仕事のあらましは、聞いたことがありましたけれど…

これほどまでに、厳しく、激しく…
そして、一筋に色や糸や機に向かっていらしたということが
その文章から、強く伝わってきました。

草木のいのちを頂いて、色を染め上げることの難しさと奥深さ…

生半可な気持では、到達することのできない
究極の域を目指しておいでなんですね…


結婚する前に、女友達と四国を旅行した時に
(今となっては、どのあたりだったかはすっかり忘れてしまいましたけれど)
ハンカチを絞って、藍染の体験をしたことを思い出しました。

(人工的な染料の開発が、化学薬品の発展の一つのルートだったように聞いておりますけれど)

丹念に手をかけ、目をかけて「子どもを育てるようにして」
染め上げていく自然染料の色は、ほんとうに愛おしく
かけがえのないものなのでしょうね。(以下引用)

『四十八茶百鼠といわれるほど、われわれ日本人は百にちかい鼠を見分ける大変な眼力をもっています。それはむしろ、聞きわける、嗅ぎわけるに通ずる、殆ど五感全体のひらめきによるものと思います。』


ご本の中にも、数々の「日本の伝統色」の名前が出てまいりますが
私には漢字も読めなかったり、すぐには想像できない色もあって

ウェブ上のサイトを覗いたり、「色の名前」という本をめくってみたりして…

しばし、色とりどりの「色の世界をお散歩する」のも、心躍るひと時です!



そして…

昨日は、「不登校、ひきこもりの子どもと親の会」を、20年近く開いていらっしゃる

大先輩のお母様のお話を伺いました。

「そらいろの種」のスタッフの方と、
関心をお持ちのお母様もたくさん参加していらっしゃいました。

子育てをめぐる実際の経験談は
どんな専門知識にも叶わない生々しさをもって、私たちの心に届くんですね…

「目の前にいる子どもからの発信やSOSをしっかり受け止めること」

「子どもの持っているモノを見守りつつ、ゆっくりと応援すること」ができたら
ほんとうに良いなぁ、と想いました。


お話を聞いているうちに、いつの間にか青空が広がってきて
窓越しに見える緑の木々のゆらぎも心地よく…

素敵な空間で、心あたたまる時間を過ごすことができました。

加えて、これから「はじめのい~っぽ!」を続けていく上での、大切な心構えなどを
教えていただくことができました。

ほんとうに、ありがとうございました!!


帰りがけ、時間のある方とご一緒にスパゲティのお店でランチを頂きました。

皆さん、おしゃべりにも花が咲いて…愉しい時間を過ごすことができましたね!


それから、駅でこみちさんとアレコレと立ち話をして
大学の図書館まで本を返却しに行って、本に囲まれて「一息いれて」…帰宅しました。


そして、気が付くとまた新しい朝が来て…


今日は…先日開かれた「高校の学年同窓会」をきっかけにして

担任の先生のお墓参りをしてから、先生の奥様を訪問してご挨拶して
その後、時間のある人で「クラス会」…という流れになるようです。



ということで、今朝の一冊は…

まずは、こみちさんにお借りした中勘助著「銀の匙」です。

以前から、いろいろ気になっていて、読んでみたいなぁと想っていた…一冊です。

それから、ちょっと重いテーマの本ですけれど…

ひょっとすると、著者にお会いできるかもしれない…ということで
予習がてら読ませていただいたのが、
岩波明著「うつ病―まだ語られていない真実」です。



いろいろと大変なことの多い、この頃ですけれど…


皆様も、お心は晴れ晴れと、お健やかな佳き一日をお迎えくださいネ!!



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