12月になりました。12月になると毎年思い出すことがあります。
近所の祖父母の家に鳥さんがやってくるのです。家の裏庭で放し飼いされた鳥さんはかわいくて餌をやるとうれしそうについばんでくれるのでした。卵も産んでくれるので美味しい玉子かけご飯も食べることができました。
そんな鳥さんですがなぜかお正月前になるといなくなってしまいました。その代わりに鶏の煮物や筑前煮などの鶏料理のごちそうがお正月前にふるまわれるのでした。
その時に食べた鶏料理の味を忘れることはできません。内臓まで醤油で甘辛く煮込んだ鶏肉。今まで60年近く生きてきましたが、あの時以上の鶏肉を食べたことがありません。
私が小学校に上がってすぐ祖父が交通事故で突然に亡くなり、そして鳥さんがやってくることはなくなりました。
その後、あの味が忘れられないのでお肉屋さんで鶏肉を買ってきてもらって同じやり方で料理を作ってもらいましたが、同じ味を再現することはできませんでした。
(どうしても生臭くなったり、ブロイラー臭がしたり、水っぽい味がして、あの美味しさを再現することができないのです)
そう、美味しい鶏肉を食べるには愛情込めてストレスなく育ててあげた鳥さんが必要なのです。
プー太郎ちゃんが言いました。「で、なぜ、ここでそんな話をするのかな・・・」
プー太郎ちゃんはまた怖い夢を見たようです。
・・・てな感じの画像です(^ロ^;
そうなのです。プー太郎ちゃんは毎年年末を迎えるのですが、後ろのエルエルの姿に気がつかずに何とかやり過ごすことができるのでした。
でも、今年の運命は・・・