先週の日曜日はお十夜という法要がお寺でありました。
もともとは、十日十夜に念仏を修し阿弥陀さまのお慈悲に感謝する法要とされているようです。
お十夜では、この一年間で亡くなった方々を初十夜といって特別にご冥福をお祈りします。
おそらくは三百ほどのお檀家しかないはずですが、毎年20以上の白木のお位牌が初十夜として並びます。
初十夜というのは初めてのお十夜をお迎えすることです。
私が初めてお十夜の法要に行くようになってから十数年ほどになりますが、一緒にお念仏を唱えていた近所のおばあちゃんたちの姿は今はもうありません。昨年は一緒にお念仏した方が今年は白木のお位牌になっているというのは珍しいことではありません。
そして、今年は知人のお母様のご冥福を祈りすることになりました。
いろいろ考えると感慨深いものがあります。
「来年はもしかしたら逆の立場になるかもしれない・・・」そう思いながらご冥福を祈ってお念仏を唱えるのでした。