「もしかして……あなた、私が見えてるの?」
今日のライトノベルは富士見ファンタジア文庫から発売された「マテリアルゴースト」です。
1巻初版は2006年1月に発行されました。
全6巻で完結です。
死にたがりなんだけど苦しいとか痛いのは嫌な厭世的な主人公・式見蛍と、記憶喪失だけど明るく天真爛漫な少女の霊・ユウを中心とした話です。
ベースはラブコメだと思うけど、ちょっとしたアクションシーンなんかも出てきます。
この作品の一番の特徴は、主人公の蛍が交通事故をきっかけに幽霊の姿が見えるようになっただけでなく「自分の周囲半径2mの範囲の霊を物質化することができる」能力を持っている点です。
これにより、幽霊に憑依されることはなくなり、ユウのような美少女幽霊とも触ったり触られたりできたり、悪霊からは物理的にやられてしまう可能性もあったりと、良いことやら厄介なことやらが楽しめる(?)ようになってしまいました。
幽霊の物質化と聞くとなんとなく「面白そう」とか「便利そう」って思ってしまうけど、よくよく考えると日常生活では「厄介そう」「面倒そう」みたいな状況になる方が多いのでは…? という気がしますね( ・ω・)
さておき、著者は葵せきな氏。
アニメ化もされた「生徒会の一存」シリーズや「ゲーマーズ!」で有名と思いますが、この「マテリアルゴースト」で第17回ファンタジア長編小説大賞の佳作を受賞してデビューされました。
ちなみに、「生徒会の一存」シリーズ、「ゲーマーズ!」、「マテリアルゴースト」は同じ世界観で書かれているので、他の作品を読んでいると見知った名前が出てきたりもします。
「ゲーマーズ!」も一段落しましたし、次シリーズを書いたり出したりしてくれませんかね(・ω・*)
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