・数珠玉Job's tears じゅずだま
イネ科、 インド、熱帯アジア原産。一年草で草丈 1~1.5m前後で葉は細長く縁がざらざらし、トウモロコシを小さくしたようでまたハトムギにも似ている。
花期は 7~10月で黄色く、葉の付け根に雌花と雄花の穂を出す。秋には腋生(えきせい)の花柄に卵形で光沢のある硬い果実状のサヤの変化した苞鞘(ほうしょう)をつける。
緑色から固い黒色に熟し種子を糸でつないで数珠にしたり、お手玉に入れたりすることから、数珠玉と名が付いたとしている。以前は栽培していたが現在は野生化して暖地の湿地にみられる。果実のハトムギは柔らかく指で押しつぶせるが、ジュズダマの表面は、硬いことから区別できる。
種子を乾燥させ川穀(せんこく)、根を乾燥させ、川穀根(せんこくこん)といいお茶にして肩こり、神経痛、リウマチに用いる。
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