・増粘多糖類Polysaccharide thickener ぞうねんたとうるい
増粘多糖類と、いわれるものの多くは天然に存在しトロミや粘りけのある糖類で、海藻からのアルギン酸、カラギーナンCarrageenan、豆科植物からのグァーガムGuargumなどを原料としている。
1992年の食品衛生法改正により原材料の内容表示が義務付けら食品の原材料表示に増粘多糖類という添加物が表示されるようになった。食品・飲料表示で2種類以上の多糖類を増粘の目的で用いた場合に略称で増粘多糖類とする。
食品添加物として記載し増粘剤、ゲル化剤、増粘安定剤よりも増粘多糖類としていることが多い。
ジャム、シロップ、アイスクリーム、ドレッシング、スープ、果汁、乳飲料に利用されたり、嚥下障害食(とろみ調整食品)として売られている。とろみ調整食品は、食べ物の飲み込みがむずかしい嚥下障害の食事に利用すると、増粘安定効果が得られ簡単にとろみがつけられいて食べやすくなる。
温度に左右されず、時間がたっても変化が少なく匂いや味がなく無味で食品の風味を保つことができる。
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