・🎂🍰ケーキCakeの語源
クリスマスイブということでケーキの話題です。
ケーキの語源は、はっきりしていないようです。ラテン語のcoquereコルケから、北欧のスカンディナヴィアで使われていた古ノルド語で「丸い菓子」を意味するKakaとなり、それが、英語のCakeになったという説があります。
英語では、ケーキ・ケイク、ドイツ語では、クーヘンKuchen、フランス語では、ガトーGteau、イタリア語では、ドルチェDolce・トルテToita、ポルトガル語では、ボーロBoloとしています。
いずれも、洋菓子ですが、基本的に必要なのがケーキ生地、小麦粉、卵、バターなどにベーキングパウダーの膨らし粉の類を合わせたケーキ生地をオーブンで焼いたものです。
日本では、洋生菓子を一般にケーキといっていますがロシアケーキのような堅い菓子もケーキといい洋菓子全般を指しているとしてよいでしょう。
よく知られるケーキについて調べてみました。
◇ショートケーキShortcake・Shortbreadの語源:現在のショートケーキはスポンジを土台としています。諸説あり発祥はアメリカ発祥でショートケーキは、ふわふわのスポンジケーキではなく、さくさくしたもののようでした。
ショートニングは英語のShortに由来し、バターケーキとは違いShortには短いという意味の他に「さくさくした」という意味があります。このShortからShorten(さくさくさせる）、さらにShortening(さくさくさせるもの）からとしています。
その名は「ストロベリー・ショート・ケイク」厚くて少々かためのビスケット生地です。ケーキというより、やわらかめのビスケットに生クリーム、いちごをたっぷりとのせたお菓子のようでした。
さらに、ショートケーキの名は、小振りのケーキです。スポンジケーキと生クリーム、イチゴできる（ショートタイム）ところからなどの意味もあるといいます。
アメリカ生まれの日本育ちのケーキです。日本に入って日本人好みのしっとりやわらかいショートケーキになったのです。
毎月22日がショートケーキの日です。 カレンダーを見てみると、22日の真上には15日(イチゴ)が そう、22日はいつもイチゴをのせているからショートケーキの日となります。
2007年に仙台の洋菓子店「カウ・ベル」で発案したものが 広まったというのが通説です。同社は東日本大震災の影響などにより、2011年に倒産してしまったようです。
◇スポンジケーキSponge:ラテン語のビスコトウム・パネム「二度焼きしたパン」を意味しています。
スポンジケーキの生まれは15世紀後半のイベリア半島にあるようです。ビスケットを作るなかで、卵をかき混ぜて焼いたら、ふっくらとしたケーキとなったところから生まれたという説があります。
ビスケットの語源は、ラテン語からで、そこからスペイン語のビスコチョ、フランス語のビスキュイBiscuitに由来すると言われています。それぞれ、ビスとコチョ、ビスとキュイは、二度焼いたものをさすことばで、以前は二度焼いて作ったことからこの名前が付いたとしています。
その後、日本では、英語のビスケットの呼び名が定着しました。
生地は小麦粉に卵、砂糖を合わせ、バターを加えてビスケットができます。二度焼かなくても一度で上等のビスケットができます。
発祥は、二度焼きのパンであり、それが、後にビスケットのやわらかく、ふっくらとふくらんでスポンジケーキとなったという説があります。
◇モンブラン:モンは山で、ブランは白でり「白い山」を意味することばです。フランスとイタリアの国境近くの最高峰モンブランからその名がつけられています。
スポンジ生地の上に、栗の甘煮をうらごしたマロンクリーム、生クリームをひそませたモンブランは、細く絞ったクリームに白銀に見立てた粉砂糖が美しいのです。
実際のモンブランで作られているケーキは、生クリームで覆われたモンブランそのもののに見えるようです。
◇ベイクドチーズケーキBaked cheese :ベイクドとは、日本語に訳すと焼いて料理したという意味になります。
ケーキの日:1月6日は、日本で初めてケーキの宣伝が行われた日です。1879年(明治12年)に上野の風月堂が日本で最初のケーキの宣伝をしたことにより制定しています。
東京日日新聞(現在の毎日新聞)に「文化は日々開けていき、すべてのものが西洋風になってきていますが、ただ西洋菓子(ケーキ)をつくっている人はいません。
そこで当店では外国から職人を雇ってケーキをつくり、博覧会へ出品したところ大好評でした。ぜひご賞味ください」とケーキの広告をこの日に掲載したことに由来しています。
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