・月桂樹Laurel げっけいじゅ
クスノキ科、地中海沿岸原産。日当たりがよく、水はけのよい所に育つ高木、常緑樹、春に黄色の花を咲かせ、秋に1cmほどの暗紫色の実をつける。ロリエ・ローレルともいい、語源は、ラテン語(laudisほめたたえる→laurus)からとし花言葉として名誉、栄光、勝利の意味があり、よく枝、葉で編んだ月桂冠がマラソンの優勝者にかぶせれている。
葉を乾燥させ、甘い香りとほのかな苦味がよく魚肉の臭み消しに欠かせない。収穫は香味成分の強い若葉の方がよい。葉と果実より精油し主成分は、シネオールCineole(血行をよくする)で50%、他にオイゲノールEugenol、ゲラニオールGeraniol、 リナロールLinaloolを含み、ローション、入浴剤にも使われる。葉を乾燥させてベイリーフとして香りづけでシチュー、ポトフ(大切り野菜の煮こみスープ)、スープ、マリネ、ピクルス、ドレッシング、ハム、ソーセージの香りづけに利用する。
煮こみ料理の香り付けに使うブーケガルニ(芳香材料の束)には必ず用いられるが入れたままでは、苦味が出るので香りづけされたら取り出しておくのがよい。防腐作用があり食品の防虫剤としても利用している。
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