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[ビオチン]食生活について語ろう

2023年07月29日 | 美容ダイエット

・ビオチンBiotin びおちん
  1901年に酵母の増殖因子として発見され1936年にオランダのケーグルF. Koglが卵黄中から酵母の増殖因子でその成長を促進する物質のビオスBiosの一成分として発見し、ビオチンと命名した。生卵白の大量投与によって皮膚に生じる炎症 を防止する因子として発見した。構造を1942年にドビニオDu Vinioが明らかにし合成している。それ以前は、ビタミンH(Haut:ドイツ語で皮膚)と命名していたが研究が進むにつれてビタミンB群の仲間とすることが適当としてビタミンB7ともいう。かつてはビタミンBwとも呼ばれた。

ビオチンBiotinは、生の卵のを大量に取ると不快症状を起こすことから発見し卵の白身に含まれるアビジンAvidin(糖たんぱく質)によって体内でビオチンと結びついてその吸収を妨げる。水溶性で酸、アルカリに弱いが熱には強く、体内で腸内細菌(アシドフィルス菌 Lactobacillus acidophilus )によって合成し、また微生物の増殖を促進する作用がある。

大人での欠乏は少ないといわれるがタバコ、アルコールによって使い果たすと、抗生物質の服用で腸内細菌の死滅により欠乏することがある。白の粉末で医薬品として10mg/1日程度投与するが、乳児の目安量4~10μgを奨励、成人の目安量45μg/1日とする。栄養機能食品として表示許可し上限は500μg、下限14μg。ビタミンCでビオチンの吸収を高める。

100g中でレバー(鶏レバー210μg・牛レバー96μg)、青身魚(マイワシ20μg)、牡蠣・牛乳・卵黄52μg、大豆61μg、ロイヤルゼリー410μgに多く含まれる。不足により脱毛、白髪、皮膚炎、湿疹、乾燥肌、味覚障害がある。乳児では腸内細菌が未発達でとくに調整粉乳での乳児不足しがちな成分であり、またアトピー性皮膚炎を起こすとしているヒスタミンを抑える働きがあることを解明している。さらに神経に大きく関わるビタミンでもあり、うつ病や不眠症にも使われる。

 


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