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健康的食生活のための情報を発信です。
1980年以前の中学に家庭科、未必修の男性諸氏に医療従事者を含め必要かも。

[スポーツの秋] 食生活について語ろう  

2019年10月14日 | 美容ダイエット
 
🏃‍♀️🏃‍👕スポーツの秋Autumn of sports/Sports in autumn/Autumn is a nice season for sports 

  10月に体育の日を設けていることからも、この季節、スポーツに軽く汗を流すのに丁度よいこの頃です。
運動は、身体にどのような影響を及ぼすのでしょう。加齢と共に筋肉の衰えが見られます。筋肉を鍛える必要があります。
 筋繊維は、その見かけから赤筋(遅筋)と白筋(速筋)に分けられます。この色の違いは筋肉中にあって酸素分子を代謝に必要な時まで貯蔵するミオグロビンという色素タンパクの量の違いによるのです。
この酸素を蓄える鉄と蛋白質からなる複合蛋白質の赤いミオグロビンが多いので赤筋といわれ、赤筋にはミトコンドリアが多く、白筋は逆にミオグロビン、ミトコンドリアが少ない傾向です。

 赤筋Red muscleは、収縮は遅いのですが、繰り返し収縮しても疲労しにくいという特性を持っているので、遅筋(ちきん)とも呼ばれます。長い間収縮し続けることができるので、長時間の持続的な運動に適しています。散歩、ジョギング等の持久力を必要とする運動は、有酸素運動といわれます。
遅筋は筋肉が運動する際、酸素を使用しながら収縮をする筋肉です。遅筋は運動の際、体内の糖だけでなく、脂肪を燃焼させエネルギーとして使用します。 脂肪燃焼のためには遅筋を使用した有酸素運動を行うことで効果的なダイエットが可能となります。

 白色筋white muscleは、特に力を出す筋肉、速く収縮し発揮する張力も大きいので、速筋(そっきん)と呼ばれます。素早く大きな力を発揮することができ、瞬発的な運動を行うときに活躍します。
骨格筋を構成する筋繊維のうち、血管に乏しくミオグロビン、ミトコンドリアが比較的少なく白く見えるもので収縮速度は速いのですが、収縮するときに筋肉中に蓄えられた物質を用いるため、持続時間は短くなります。
白色筋の筋繊維は太く、酸素を使わずに、グリコーゲンを分解するエネルギーをつくることができる解糖系の細胞です。
 疲労物質である乳酸がたまりやすく短時間しか維持できません。速筋は筋肉が運動する際、酸素の使用量が少ない筋肉で、無酸素運動であるダッシュやジャンプといった瞬発力が必要な運動に向いています。速筋は運動の際に体内の糖をエネルギーとして使用します。
そのため、酸素と結合しないとエネルギーとして消費しない脂肪を燃焼しないため持久力を必要とする運動には不向きなのです。
 基礎代謝の向上には速筋を使用する運動、筋肉を効率的に肥大させるためには速筋を使用した運動をすることが重要になってきます。運動中に筋肉中からイリシンIrisinを放出し、特に筋肉トレーニングで脂肪を燃やすホルモンとして2012年1月に新発見しています。
新陳代謝を良くし中性脂肪を貯蔵する白色脂肪細胞において褐色脂肪(脂肪の1%程度)組織に変える遺伝子を活性化させ、体内における脂肪燃焼を助ける役割があります。褐色脂肪細胞の成長を促進する機能を有します。
筋肉はトレーニングなどの運動することによって強い負荷を受けると、今より強い力を発揮するように脳からシグナルを受けます。その命令に体が適応しようとして筋肉が肥大することで筋力がアップします。
 加齢・老化によって基礎代謝の低下、筋力の低下が顕著に見られてきます。
 トレーニングによって負荷が加わると、まず筋肉内部が炎症を起こし筋線維が損傷した状態になります。この状態を筋損傷(筋破壊)と呼んでいます。筋損傷の筋肉を回復する時、人体では今よりも強い筋肉を作ろうとします。
強い筋肉を作ろうとする作用が筋肉の超回復といわれるもので、これが筋力をアップするメカニズムなのです。ちなみに筋肉痛は激しい運動やトレーニングにより筋肉におこる炎症のことであり、筋肉肥大を起こす前段階ともなります。
 筋損傷と筋肉の超回復により筋力がアップしていくことになるのです。オーバートレーニングでは、筋肉をより多くつけようと過剰なトレーニングや運動を行うと、重度の筋損傷となり回復不能に陥ることになります。
筋損傷の筋肉を回復させるために無理せずに体調と相談しながら体を休めることも必要です。
激しい運動は、 本来備わった防衛機能の限界を超えて、必要以上の余分な酸素を取り活性酸素を増加させ、脂質やタンパク質、DNAの損傷につながりますので、適度な運動を心掛けましょう。
 
 
体全体からみれば、解糖系(白色筋)とミトコンドリア系(赤色筋)の比率はほぼ一対一となっているのですが、民族によって微妙な片寄りがあります。
老化とは、ミトコンドリアの数の減少によるものとの一説があります。日本人が長寿なのは、そもそも民族として赤色筋(遅筋)が多くミトコンドリア系に偏っているからなのかもしれないともいわれることもあります。
 
日常的にたんぱく質の多い食事をしている人は、基礎代謝量が高くなります。エネルギー、たんぱく質の量が多くなるにつれてビタミン、ミネラルの摂取量も増やしていく必要があります。水によって体内でもタンパク質、炭水化物、脂質の消化が加水分解を受け可消化物となって吸収されます。
肥満解消よりも、高齢者では筋力アップを図りたいところです。運動・栄養・休養のバランスに注意しながら、身体を動かすことの散歩などの有酸素運動も必要ですが、解糖系(白色筋)の適度な無酸素運動が適していると言えるでしょう。
 
 
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