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[インシュリン]食生活について語ろう

2021年11月21日 | 美容ダイエット
・インシュリンInsulin いんしゅりん
  すい臓のランゲルハンス島islets of Langerhans から分泌されるホルモンで血糖値を上げない作用がある。
BantingとBestが1921年にインスリンを発見したとき、イヌに粗製剤を注射すると一過性に血糖が上昇することを認めていた。2年後の1923年にKimball と Murlin1は、これはインスリン製剤中に血糖上昇物質のグルカゴンGlucagonが混在することを発見している。
糖尿病では食事量に対するインシュリンの不足によって起こる。インシュリン注射によって、低血糖を起こし立ちくらみ、ショック症状を起こすこともあり取り扱いは、慎重に行う。
血液中の糖は、主にブドウ糖であり健康な人では、空腹時血糖が50~110mg/dlに保たれているが、異常な状態が長く続くと高血糖で糖尿病、低血糖で肝機能障害を起こしてくる。
肝臓、筋肉でブドウ糖からグリコーゲンの生成を促進し、その組織の中のブドウ糖の燃焼をさせ血中のブドウ糖量を低下させる働きがある。肝臓内のグリコーゲンは血中インスリン濃度が低下するとぶどう糖に変換されて、血中に放出し血糖値が上昇し正常に保つのに働く。
さらにインスリンは細胞によるエネルギー産生を調節、ブドウ糖の処理を促す作用作用などがある。
糖質の多い食事は血糖値を上げ、上昇した血糖値を下げるためにインスリンの分泌量も多くなる。インスリンは脂肪の合成や蓄積を促進して肥満を引き起こし、肥満はインスリン抵抗性を高めるため、さらにインスリンの分泌が増えて悪循環を形成する。インスリンはそれ自体にがん細胞の増殖や浸潤・転移を促進する作用があるという。
糖質を減らすことはがん細胞の発生や増殖や進展を抑制するといわれる。鰹などの魚のすい臓よりインシュリンの薬剤製造がおこなわれている。
IGF-1( insulin-like growth factor-1; インシュリン様成長因子-1)が近年では、IGF-1の持つ筋合成、筋分化、加齢、筋損傷、筋疾患に対する作用に注目した文献がみられる。
70個のアミノ酸からなる ポリペプチドでインシュリンに非常に似た構造の増殖因子で、成長ホルモンにより肝臓や他の組織(骨格筋など)で産生する。成長ホルモン(GH)の作用の多くはIGF-1を介したものだが、脂肪を積極的に代謝する作用や、抗インシュリン作用による耐糖能低下などは、成長ホルモンによる直接の作用であり、IGF-1にはない。
加齢により30歳から成長ホルモン(GH:Growth hormone )もIGF-1も落ちてくる。加齢によりIGF-IRの発現は新生児期より青年までに80%減少し、加齢とともにさらに減少する。さらに、蛋白同化機能も落ちてくる。運動療法で多少IGFの回復がみられたとの報告がある。
 
 
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