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1980年以前の中学に家庭科、未必修の男性諸氏に医療従事者を含め必要かも。

[心と栄養] 食生活について語ろう

2021年04月29日 | 美容ダイエット

・心と栄養 
   心の病とされているうつ病が近年よく聞かれています。そのことより、2011年7月に日本においてがん、脳卒中、心臓病、糖尿病の四大疾病に加え、精神疾患(うつ病・統合失調症・パニック障害・認知症など)が五大疾病のひとつとすることになったようです。

2008年の調査では、糖尿病237万人、がん152万人、 脳卒中 134万人、 心臓病 81万人に対し、精神疾患は323万人となり従来の4大疾病の患者数を上回っています。
年間約3万人に上る自殺者の9割は精神疾患に罹患(りかん)していた可能性があるとされており、2009年に糖尿病で死亡した1万4000人の2倍に達しています。 年々増加の一途を辿るという深刻な事態となっているのです。
 諸外国に比べて遅れている精神医療の充実 が期待されています。
 
東日本大震災後の精神疾患は誰にとっても身近なものとなり予防の知識を必要としていました。
子供の精神疾患も想像以上に深刻となっています。震災で供給された炭水化物だけの食事には栄養上大きな問題点があります。

食事面からはどのようなアプローチができるでしょうか。私たちの精神状態に大きな影響を与えるのは、人間関係や仕事、環境の変化があります。
心の病の多くが、実は栄養欠損によることでもあるのです。ストレスに負けない身体を作る、脳内の神経伝達物質の分泌を適正化することが重要なのです。

自律神経 Autonomic nerves は、末梢神経で不随意神経系、植物神経系ともいわれ、反射によって機能し意思の支配を受けずに臓器と情報のやりとりを行い体の機能を維持しています。
内分泌系とともに呼吸、循環、消化、代謝、分泌など種々の臓器の機能調節に関与します。
交感神経、副交感神経とからなり自分の意思とは関係なく、自立している神経であり精神的、肉体的ストレスなどによって自律神経が乱れると、便秘、食欲不振、血圧上昇、円形脱毛症、うつなどの症状を呈することがあります。
自律神経系は、臓器の調節に重要な役割を果たしバランスが取れていることが必要です。

情報伝達物質は、交感神経系の場合はノルアドレナリンであり、副交感神経の場合はアセチルコリンが主に関与してきます。

ノルアドレナリンNoradrenalineは、フェニルアラニンPhenylalanineが体内で誘導体ホルモンのサイロキシンにより酸化され合成されるチロシン(非必須アミノ酸:筍水煮缶にみられる白い結晶)からの一連の酵素反応を経て合成されます。

アセチルコリンAcetylcholineは、卵黄、大豆、レバー、麦芽などに多く含まれるレシチン(リン脂質、複合脂質)の成分であり、体内でメチオニンがあるとグリシン、セリンからも合成されています。
ビタミンB12と一緒に取ることによって働きがよくなります。

これらの成分も、多くの栄養素がさまざまに反応しあって作用しています。
ナイアシンNiacinが脳神経の働きを助け、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを分解し血行を良くします。
カルシウムが神経の刺激感受性に対する鎮静作用 、酵素活性化作用を有します。
精神疾患にしても、いままでの糖尿病、心臓病、がん、脳卒中の疾患同様に常日頃からの栄養バランスの取れた食生活が望まれるのです。

 

 

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