・ドリアンDurian どりあん
アオイ科(パンヤ科)、東インド、マレー半島原産。高さ20~30mにも成長する常緑高木、葉は革質、長楕円形で、インドネシア、タイなどの熱帯、東南アジア地域で栽培し植えてから6、7年後に実をつける。
5~8月にかけて卵型でとげ状の突起に被(おお)われた果実は直径25cm、重さ2、3kg、表面は、硬く緑褐色をしている。マレー語でドリは、トゲ、アンは果物を意味する。内部は5等分に分かれ、それぞれに4、5個のアーモンド大の種子を持つ。果肉はクリーム色でねっとりとした粘り気と甘味、酸味、独特の強烈な刺激的臭いを有するが慣れるとやみつきになるといい、果物の王様、魔王とも称す。
そのままスプーンですくって生食ほか、アイスクリーム、ヨーグルトに混ぜたりパンケーキ、菓子、ジャム、料理に使われている。
100g中でエネルギー133kcal、水分66.4g、タンパク質2.3g、脂質3.3g、炭水化物27.1g、ビタミンE(抗酸化作用)2.3mg、ビタミンB1(炭水化物の代謝に関与)0.33mg、ビタミンB2(成長作用)0.20mg、葉酸(アミノ酸、核酸の生成促進)150μg、ビタミンC(鉄、ビタミンEの吸収をよくする)31mg、食物繊維(整腸作用)2.1gを含む。
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