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[食材の渡来]食生活について語ろう

2024年03月31日 | 美容ダイエット

・食材の渡来Foodstuff of introductionしょくざいのとらい
 野菜・果物の食材の中には、ユーラシア大陸、中国より朝鮮半島を経て日本に渡来したものが数多くあります。
日本を原産、特産とするものは、明日葉(あしたば:セリ科)、銀杏*公孫樹*鴨脚樹(いちょう)、独活(うど:ウコギ科)、牛蒡薊(ごぼうあざみ:キク科)、芹(せり:セリ科)、薇(ぜんまい:センマイ科)、蘇鉄(そてつ:ソテツ科)、蓼(たで:タデ科)、石蕗(つわぶき:キク科)、菱の実(ひしのみ:ヒシ科)、蕗(ふき:キク科/ふきのとう)、三つ葉(みつば:セリ科)、茗荷(みょうが:ショウガ科)、山桜(やまざくら:バラ科)、自然薯(じねんしょ:ヤマノイモ科)、百合根(ゆりね:ユリ科)、山葵(わさび:アブラナ科)、甘柿(あまがき:カキノキ科)としています。
 温帯地域で世界的に見られ日本も原産地としているものには糸葱・浅葱(あさつき:ユリ科、中国、日本に自生)、栗(くり:ブナ科/野性種[柴ぐり:小粒種、甘栗]改良種の丹波栗[大粒種]、中粒種[銀寄{ぎんよせ}、世界の各地で見られる)、萱草(かんぞう:ユリ科、中国原産)、クロクワイ(慈姑くろくわい:オモダカ科、中国原産としてシロクワイ・アオクワイ、温暖な地域に分布。平安初期に渡来したとしていますが青森県の亀ヶ岡遺跡から発見され縄文時代より食用の形跡が見られている)山椒(さんしょう:ミカン科、主に中国、日本)、順菜・蓴菜(じゅんさい:ハゴロモ科、ジュンサイ科、スイレン科、全国的に自生、温帯性)、蔓菜(つるな:ツルナ科、ザクロソウ科)などがありました。
 今から数万年も前の氷河期の時代には、日本は大陸と地続きでした。 この時代の気候は、植物の化石から寒い地域に多い大型動物や木の花粉の化石が見つかっています。3万年前(旧石器時代)に大陸から日本列島に人の移動があったといわれています。
約2万年前ごろから、気候が温暖になりはじめ、そして約1万年前には、ついに氷河時代が終わり、氷が溶け海水面が上がって大陸と分断される形となっていったのです。
 主に有史以来日本に導入・伝来している食材は、日本、中国のいつの時代であるのが調べました。
  日本の食物の歴史は、紀元前2000年ぐらいの縄文時代からにさかのぼっているのが一般的です。
☆縄文時代(紀元前6・9000年~紀元前200年頃まで)
中国の歴史は、青銅文化、殷(いん)BC1500~春秋BC770~秦BC221~前漢BC202ごろ🌰栗、カヤ、シイ、ミズナラ、🍑モモ、アケビ、トチノミ、タラノキ、タケ、クルミ、マメ、ウリ、ひょうたん、里芋、自然芋(じねんしょ)、あわ、ひえ、ソバ、十字花植物、きのこ類、球根類、コケ類、調味に山椒、レイシ、キサゴ、ミツ、アマヅラなどです。
東洋種のカブが中国、朝鮮を経て伝来しています。
紀元前千二百年頃の遺跡からごまの種子が見つかっています。
☆弥生式時代(紀元前200年~西暦300年前後)
前漢BC202~後漢AC25~三国(魏・呉・蜀)220~ごろの稲作は、大陸より北九州に伝えられ弥生時代早期だとする痕跡が遺跡から見つかっています。
西暦57年倭(やまと)の使者後漢に貢(みつぎ)をささげて朝賀(ちょうが)して金印を賜ったとの記録があります。
魏志倭人伝に3世紀頃の日本史の記載があります。
生姜、大根、ねぎ、にらの伝来が見られます。
☆古墳時代(西暦300年前後~600年前後)
三国(魏・呉・蜀)220~南北朝420-589~
小麦(中央アジア原産)は、中国へは紀元前2000年ころに、4、5世紀に朝鮮半島を経てもたらされたとする説を有力視しています。
☆飛鳥時代(552年、593年頃~645年、701年頃)
南北朝420-589~隋589~唐618~
☆奈良時代(710年~794年)
南北朝420-589~隋589~唐618~
豌豆(えん どう)はメソポタミア原産でインドを経由して3~6世紀に中国に伝わり、日本へは奈良時代に遣唐使によってもたらされています。
胡麻の原産地はインド周辺で中国を経て伝来奈良時代にはすでに栽培が始まっていました。
葱について日本書紀(720年)で秋葱(あさぎ)として記載してあります。
紅花が中国の唐より伝来しています。
レタスの不結球型のものが、奈良時代に中国から伝来しています。結球型(クリスプ・ヘッド型)の品種が日本に導入されたのは、第二次世界大戦以降になってからです。
後期にごぼうが薬用として伝来しています。
☆平安時代(794年~1192年)
五大十国時代907-960~宋960~元1291~
きゅうり(インドのヒマラヤ原産)の日本への伝来は、6~10世紀として定まらないですが栽培は、江戸時代に入ってからといいます。
らっきょうが薬用として伝来しています。
☆鎌倉時代(1192年~1333年)
元1291~明1368~
中国より小松菜(江戸時代に品種改良)が伝わっています。
☆室町[南北朝1336~1393]時代(1338年~1573年)
元1291~明1368~清1644
1492年にコロンブスアメリカを発見しています。
1549年(キリスト教伝来)等の南蛮船渡来でカボチャ、🥔じゃが芋、🌽トウモロコシ、春菊が日本に渡来しています。
☆安土桃山時代(1568年~1603年)
明1368~清1644
🍉スイカ、とうきび、トウガラシ、ザボン、イチヂク、マルメロ、ピーマン、トマト(観賞用)、🍠さつま芋、🍌バナナが南蛮船によって伝来しています。
☆江戸時代(1603年~1867年)
明1368~清1644-1911~中華民国1912
江戸時代に伝来した食品は、アスパラガス(観賞用)、イチジク、フジマメ(?インゲン豆1654年)、カボス、ホウレンソウ、🍅トマト、🧅タマネギ(19世紀末)、キャベツ(安政年間1854-1860年)、高麗人参、コンニャクイモ、水前寺菜(中国)、ダッタンソバ、ちょろぎ、サトウダイコン(テンサイ)、ゴーヤなどです。
初期にサボテン(オランダ)、ナタマメ、チコリー、フダンソウ、🥕ニンジン、ヘチマ(中国)が伝来しています。
中期にアーティチョーク(観賞用)、サトウキビ(栽培)、パセリ(オランダ)、🥜ラッカセイ(1709年中国より)が伝来しています。
末期にサフラン、🍓いちご(オランダ)が伝来しています。
☆明治時代(1868年~1912年)
清1644-1911~中華民国1912
玉ねぎ、カシス、オレンジ、四角豆(トウサイ)が紹介、導入です。
初期にヨウナシ、オクラ、カリフラワー、クレソン、ルバーフ、コールラビ、大菜(たいさい)が伝来しています。🍎りんご、🍒サクランボ、山東菜、ピーマンの栽培がおこなわれています。
 白菜の原産地は、地中海沿岸ですが栽培は16世紀後半より中国が盛んで、日本へは1875年(明治8年)に中国より伝わっています。
☆大正時代(1912年~1926年)
中華民国1912~
☆昭和時代(1926年~1989年)
中華民国1912~
1950年代にセミノール(アメリカ)、テラピア(アラブ連邦、タイ)が導入です。
1960年代にキウイフルーツ、サニーレタスを導入しています。
1970年代にステビア(パラグアイ)、ズッキーニ(アメリカ)、スナップエンドウ(アメリカ)が、中国野菜として昭和47年(1972年)以降になって中国から再導入された野菜を指しチンゲサイ、キンサイ、コウサイタイ、コリアンダー、パクチョイ、カイラン、ツルムラサキ、セリフォン、トウミョウ、ヨウサイ(エンサイ、クウシンサイ)、搨菜(たあさい:中国[1930年代に伝来]のが紹介がありました。
☆平成時代(1989年~)を経て食物史より食生活史をもみることができます。
ヨーロッパの自生のエリンギが台湾を経て1993年から1995年にかけて日本への紹介でした。
 現在では国内で栽培、市場に出まわるようになりその野菜の種類としては、150~200種ほどになり増加傾向にあります。
成分表のアブラナ科野菜はおよそ40種と全体の25%を占め、ユリ科野菜が19種12%、キク科野菜17種11%、マメ科野菜15種9%、セリ科野菜12種7%、ウリ科野菜10種6%、ナス科野菜10種6%ほどです。
 古代に伝来した野菜を見ると、ほとんどがユーラシア大陸の中央アジア、西アジアから人と共に移動して来ているとみられます。1492年(室町時代中期)のコロンブスの新大陸発見によりさらに多くの食材の導入が図られてきた事が推測できます。
自給的な生産から農業としての作物の栽培は都市の発達と共に江戸時代に発達し、流通網が少しづつ完備されるようになりました。
江戸時代までにも多くの食材の移入がありましたが、大々的に栽培が盛んに行われるようになったのは、交通網、品種改良の発達してきた第二次世界大戦後といえるようです。





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