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1980年以前の中学に家庭科、未必修の男性諸氏に医療従事者を含め必要かも。

[小満] 食生活について語ろう

2021年05月21日 | 美容ダイエット

・小満しょうまん 
  二十四気(節気)のひとつで二十四節気は太陽黄経を等分した定気法の暦で2021年は5月21日、天文学ではその瞬間であり、および芒種(ぼうしゅ)までの期間(2021/5/21~6/5)のことをいいます。 立夏から数えて15日目頃です。
定気法による小満の瞬間(世界標準時)と日本での小満日の日付として日本における時刻はこの世界標準時の9時間後となります。
暦便覧(太玄斎[たいげんさい]著:1787年出版の暦の解説書)では「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」とし盈満は、物事が満ちあふれること。また、そのさま」という意味です。 陽気が良くなり命ある物が燦々と輝きを放つ時期、万物の成長する気が次第に長じて天地に満ち始めることから小満といわれています。
ようやく暑さも加わり、麦の穂が育ち、山野の草木が実をつけ始め、紅花が盛んに咲き乱れます。
秋にまいた麦の種などが、ちょうど穂をつける時期でもありました。穂が出始めた麦を見て「今年は順調に育っている」と、
ほっと一安心(少し満足)したのだそうです。そんなところから、小満と言われるようになった。という説もあります。
爽やかな五月晴れもあれば、ぐずつく五月雨(さみだれ)も、どちらも命を育む大自然からの大切な贈り物です。
梅の実が大きくなり始め、走り梅雨がみられ田植えの準備を始める頃でもあります。
走り梅雨は、本格的な梅雨に入る前のぐずつく天候のことをいいます。通常は、この後晴れた日が続き、その後本格的な梅雨に入り「梅雨の走り」ともいいます。
この時期によく用いられる言葉として、
夏めく:夏らしい気候になってきたこと。春なのに夏のような気候になったときに使われることもあります。
卯の花くたし:5月から6月上旬にかけて、しとしとと長く降り続く一時的な雨のことです。「くたす」とは「腐らせる」「だめにする」という意味で卯の花(空木うつぎ:白い花)を腐らせてしまうくらいほどの長雨ということになります。季語としては「花の雨[はなのあめ]」と「五月雨」との間です。 
小満は、天球上の太陽黄径60度地点で地球から見た太陽通り道(黄道こうどうEcliptic )を春分点を0度として東回りに角度で360度まで測ります。春分0度として夏至90度、秋分180度、冬至270度です。
春分点は赤道を黄道が南から北へよぎる点のことで、毎年3月20日頃に太陽がこの点を通過します。太陽から見れば春分の日に地球は黄経180度にあります。
新暦は、改暦が行われた場合の新しい暦のことを言いますが、一般的には地球が太陽の周りを回る周期を一年とした太陽暦のことを指します。
そして旧暦は、月の満ち欠けを一ヶ月とし、それを12ヶ月で一年と計算していたものです。しかしそれでは季節のズレが生じやすかったため、農作業に関わる人々にとっては大変な問題でした。
そこで生まれたのが二十四節気で、元は中国から伝わったものです。この二十四節気に雑節(気候の目安:彼岸、入梅など)と呼ばれる区分けを取りいれたものが、日本の旧暦となります。
昔の天文学の時代には、二十四節気は種蒔きや収穫の目安になる重要な物だったのです。春分・夏至・小満など、カレンダーには今も旧暦による二十四節気が記され、季節の移り変わりを知る上で大切な役割を担(にな)っていると言えるでしょう。

二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間として七十二候(しちじゅうにこう)があります。古代中国で考案された季節を表す方式のひとつです。
各七十二候の名称は、気象の動きや動植物の変化を知らせる短文になっています。
中には、「野鶏入水為蜃」(キジが海に入って大ハマグリになる)のような実際にはあり得ない事柄も含まれています。
古代中国のものがそのまま使われている二十四節気に対し、七十二候の名称は何度か変更しています。 日本でも、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂し「本朝七十二候」を作成しています。
現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候を主に用いています。俳句の季語には、中国の七十二候によるものも一部残っています。
二十四節気候と七十二候について

略本暦(日本)宣明暦(中国)
◇立春
初候(しょこう)
日本:東風解凍(こちこおりをとく)東風が厚い氷を解かし始める中国:東風解凍 東風が厚い氷を解かし始める
次候(じこう)・二侯
日本:黄鶯睍睆(うぐいすなく)鶯が山里で鳴き始める
中国:蟄虫始振 冬蘢りの虫が動き始める
末候(まっこう)・三侯
日本:魚上氷(うおこおりをいずる)割れた氷の間から魚が飛び出る
中国:魚上氷 割れた氷の間から魚が飛び出る
◇雨水
初候
日本:土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)雨が降って土が湿り気を含む
中国:獺祭魚 獺が捕らえた魚を並べて食べる
次候
日本:霞始靆(かすみはじめてたなびく)霞がたなびき始める
中国:鴻雁来 雁が飛来し始める
末候
日本:草木萌動(そうもくめばえいずる)草木が芽吹き始める
中国:草木萌動 草木が芽吹き始める
◇啓蟄
初候
日本:蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)冬蘢りの虫が出て来る中国:桃始華 桃の花が咲き始める
次候
日本:桃始笑(ももはじめてさく)桃の花が咲き始める
中国:倉庚鳴 山里で鶯が鳴き始める
末候
日本:菜虫化蝶(なむしちょうとなる)青虫が羽化して紋白蝶になる
中国:鷹化為鳩 鷹が郭公に姿を変える
◇春分
初候
日本:雀始巣(すずめはじめてすくう)雀が巣を構え始める
中国:玄鳥至 燕が南からやって来る
次候
日本:桜始開(さくらはじめてひらく)桜の花が咲き始める
中国:雷乃発声 遠くで雷の音がし始める
末候
日本:雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)遠くで雷の音がし始める
中国:始雷 稲光が初めて光る
◇清明
初候
日本:玄鳥至(つばめきたる)燕が南からやって来る
中国:桐始華 桐の花が咲き始める
次候
日本:鴻雁北(こうがんきたへかえる)雁が北へ渡って行く
中国:田鼠化為? 熊鼠が鶉になる
末候
日本:虹始見(にじはじめてあらわる)雨の後に虹が出始める
中国:虹始見 雨の後に虹が出始める
◇穀雨
初候
日本:葭始生(あしはじめてしょうず)葦が芽を吹き始める
中国:萍始生 浮き草が芽を出し始める
次候
日本:霜止出苗(しもやんでなえいづる)霜が終り稲の苗が生長する
中国:鳴鳩払其羽 鳴鳩(いかる)が羽を払う
末候
日本:牡丹華(ぼたんはなさく)牡丹の花が咲く
中国:戴勝降于桑 郭公が桑の木に止って蚕を生む
◇立夏
初候
日本:蛙始鳴(かわずはじめてなく)蛙が鳴き始める
中国:螻?鳴 雨蛙が鳴き始める
次候
日本:蚯蚓出(みみずいづる)蚯蚓が地上に這出る
中国:蚯蚓出 蚯蚓が地上に這出る
末候
日本:竹笋生(たけのこしょうず)筍が生えて来る
中国:王瓜生 王瓜(からすうり)の実が生り始める
◇小満
初候 
日本:蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)蚕が桑を盛んに食べ始める
中国:苦菜秀(くさい ひいず) 苦菜(にがな)がよく茂る
次候 
日本:紅花栄(べにばなさかう・こうかさかう)紅花が盛んに咲く
中国:靡草死(びそう かる)薺(なずな)など田に生える草が枯れる
末候
日本:麦秋至(むぎのときいたる・ばくしゅう いたる)麦が熟し麦秋となる
中国:小暑至(しょうしょいたる)ようやく暑さが加わり始める
◇芒種
初候
日本:螳螂生(かまきりしょうず)螳螂が生まれ出る
中国:螳螂生 螳螂が生まれ出る
次候
日本:腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)腐った草が蒸れ蛍になる
中国:鵙始鳴 鵙が鳴き始める
末候
日本:梅子黄(うめのみきばむ)梅の実が黄ばんで熟す
中国:反舌無声 鶯が鳴かなくなる
◇夏至
初候
日本:乃東枯(なつかれくさかるる)夏枯草が枯れる
中国:鹿角解 鹿が角を落とす
次候
日本:菖蒲華(あやめはなさく)あやめの花が咲く
中国:蜩始鳴 蝉が鳴き始める
末候
日本:半夏生(はんげしょうず)烏柄杓が生える
中国:半夏生 烏柄杓が生える
◇小暑
初候
日本:温風至(あつかぜいたる)暖い風が吹いて来る
中国:温風至 暖い風が吹いて来る
次候
日本:蓮始開(はすはじめてひらく)蓮の花が開き始める
中国:蟋蟀居壁 蟋蟀が壁で鳴く
末候
日本:鷹乃学習(たかすなわちわざをなす)鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える
中国:鷹乃学習 鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える
◇大暑
初候
日本:桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)桐の実が生り始める中国:腐草為蛍 腐った草が蒸れ蛍となる
次候
日本:土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)土が湿って蒸暑くなる
中国:土潤溽暑 土が湿って蒸暑くなる
末候
日本:大雨時行(たいうときどきにふる)時として大雨が降る
中国:大雨時行 時として大雨が降る
◇立秋
初候
日本:涼風至(すづかぜいたる)涼しい風が立ち始める
中国:涼風至 涼しい風が立ち始める
次候
日本:寒蝉鳴(ひぐらしなく)蜩が鳴き始める
中国:白露降 朝露が降り始める
末候
日本:蒙霧升降(ふかききりまとう)深い霧が立ち込める
中国:寒蝉鳴 蜩が鳴き始める
◇処暑
初候
日本:綿柎開(わたのはなしべひらく)綿を包む萼(がく)が開く中国:鷹乃祭鳥 鷹が捕らえた鳥を並べて食べる
次候
日本:天地始粛(てんちはじめてさむし)ようやく暑さが鎮まる
中国:天地始粛 ようやく暑さが鎮まる
末候
日本:禾乃登(こくものすなわちみのる)稲が実る
中国:禾乃登 稲が実る
◇白露
初候
日本:草露白(くさのつゆしろし)草に降りた露が白く光る
中国:鴻雁来 雁が飛来し始める
次候
日本:鶺鴒鳴(せきれいなく)鶺鴒(せきれい)が鳴き始める
中国:玄鳥帰 燕が南へ帰って行く
末候
日本:玄鳥去(つばめさる)燕が南へ帰って行く
中国:羣鳥養羞 多くの鳥が食べ物を蓄える
◇秋分
初候
日本:雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)雷が鳴り響かなくなる
中国:雷乃収声 雷が鳴り響かなくなる
次候
日本:蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)虫が土中に掘った穴をふさぐ
中国:蟄虫坏戸 虫が土中に掘った穴をふさぐ
末候
日本:水始涸(みずはじめてかる)田畑の水を干し始める
中国:水始涸 田畑の水を干し始める
◇寒露
初候
日本:鴻雁来(こうがんきたる)雁が飛来し始める
中国:鴻雁来賓 雁が多数飛来して客人となる
次候
日本:菊花開(きくのはなひらく)菊の花が咲く
中国:雀入大水為蛤 雀が海に入って蛤になる
末候
日本:蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)蟋蟀が戸の辺りで鳴く
中国:菊有黄華 菊の花が咲き出す
◇霜降
初候
日本:霜始降(しもはじめてふる)霜が降り始める
中国:豺乃祭獣 山犬が捕らえた獣を並べて食べる
次候
日本:霎時施(こさめときどきふる)小雨がしとしと降る
中国:草木黄落 草木の葉が黄ばんで落ち始める
末候
日本:楓蔦黄(もみじつたきばむ)もみじや蔦が黄葉する
中国:蟄虫咸俯 虫がみな穴に潜って動かなくなる
◇立冬
初候
日本:山茶始開(つばきはじめてひらく)山茶花が咲き始める
中国:水始氷 水が凍り始める
次候
日本:地始凍(ちはじめてこおる)大地が凍り始める
中国:地始凍 大地が凍り始める
末候
日本:金盞香(きんせんかさく)水仙の花が咲く
中国:野鶏入水為蜃 雉が海に入って大蛤になる
◇小雪
初候
日本:虹蔵不見(にじかくれてみえず)虹を見かけなくなる
中国:虹蔵不見 虹を見かけなくなる
次候
日本:朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)北風が木の葉を払い除ける
中国:天気上勝地気下降 天地の寒暖が逆になる
末候
日本:橘始黄(たちばなはじめてきばむ)橘の実が黄色くなり始める
中国:閉塞而成冬 天地の気が塞がって冬となる
◇大雪
初候
日本:閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)天地の気が塞がって冬となる
中国:鶡鳥不鳴 やまどりが鳴かなくなる
次候
日本:熊蟄穴(くまあなにこもる)熊が冬眠のために穴に隠れる
中国:虎始交 虎が交尾を始める
末候
日本:鱖魚群(さけのうおむらがる)鮭が群がり川を上る
中国:茘挺出 大韮が芽を出し始める
◇冬至
初候
日本:乃東生(なつかくれくさしょうず)夏枯草が芽を出す
中国:蚯蚓結 蚯蚓が地中で塊となる
次候
日本:麋角解(おおしかのつのおつる)大鹿が角を落とす
中国:麋角解 大鹿が角を落とす
末候
日本:雪下出麦(ゆきわたりてむぎいづる)雪の下で麦が芽を出す中国:水泉動 地中で凍った泉が動き始める
◇小寒
初候芹乃栄(せりすなわちさかう)芹がよく生育する
中国:雁北郷 雁が北に渡り始める
次候
日本:水泉動(しみずあたたかをふくむ)地中で凍った泉が動き始める
中国:鵲始巣 鵲が巣を作り始める
末候
日本:雉始雊(きじはじめてなく)雄の雉が鳴き始める
中国:野鶏始雊 雄の雉が鳴き始める
◇大寒
初候
日本:款冬華(ふきのはなさく)蕗の薹(ふきのとう)が蕾を出す中国:鶏始乳 鶏が卵を産み始める
次候
日本:水沢腹堅(さわみずこおりつめる)沢に氷が厚く張りつめる中国:鷙鳥厲疾 鷲・鷹などが空高く速く飛び始める
末候
日本:鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)鶏が卵を産み始める中国:水沢腹堅 沢に氷が厚く張りつめる


立春から始まる二十四節気のうち小満は8番目です。二十四節気は太陽が見掛け上の通り道の分点である(春分・秋分)と至点(夏至・冬至)から出て再び戻ってくるまでの日数を24等分したもので、季節を春夏秋冬に区分するために使われています。
現在は新暦ですので、旧暦を元にした二十四節気は実際の季節感とは大きく異なる場合もありますが、昔からの風習として今も日本に根付いているのです。

 

 

 ご愛読戴きましてありがとうございます。よりよい情報をお届けしてまいります。

 

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