中国研修生活 

会社の研修で、鎮江市を拠点に中国で1ヶ月間滞在することになりました。

11/30 (2)帰国

2011年11月30日 | 上海
今朝は6時に起き、9時40分発の飛行機に乗るため上海虹橋空港へ向かった。
中国国内で各都市に移動するのに飛行機を使ったので、1ヶ月で10本も飛行機に乗った。
こんなこと2度とないだろう。


午後1時半に羽田空港に到着した。

1ヶ月ぶりの日本。
当然だが、周囲から聞こえるのは全部日本語だ。
もう、道に迷っても筆談しなくて良いんだ。

1ヶ月間、道に迷ったり電車やバスを確認したりするときのために、次の3つは常にポケットに入れていた。

(1)すぐに筆談できるための小さいメモ帳
(2)「地球の歩き方」
(3)ポケットサイズの電子辞書(日・中・英)

これらは、もういらない。
楽になった反面、とてもさみしい。



帰りのモノレールのホームで自動販売機を見つけた。
いつも会社の帰りに飲んでた缶コーヒーを1ヶ月ぶりに飲んだ。
これで、またいつもの毎日に戻る。

11/30 (1)帰国

2011年11月30日 | 西安
ふだん土日のどちらかは、家でのんびりしてることが多い。

しかし、11月は何もしてない日は1日もなかった。常にどこかに行き、暇な時が全くなかった。
時間がもったいないと思いながら、1ヶ月を過ごした。

とても充実した濃い1ヶ月だったと思う。


中国にいる間、色んな出会いがあり、色んな人に助けてもらった。


1ヶ月かけて2週間は江蘇大学で中国語の授業を受け、残りの2週間は成都、大連、西安、昆明、桂林をまわった。
観光地にもたくさん行き、綺麗な景色もたくさん見た。
あらためて中国は広い国だと思ったし、歴史のある国だと感じた。


その中でも私が1番感銘を受けたのが、日本語学科の生徒達のやさしさだ。

みんな友達思いで、相手を尊重し、深い絆で結ばれていて素晴らしいと思う。
正直うらやましいと思って見ていた。
みんなの純粋さは、どの景色より綺麗だと思った。

11/29 鎮江観光2日目

2011年11月29日 | 鎮江
約1ヶ月間滞在していた鎮江のホテルは今日で最後だ。

午前中は、記念にホテルの部屋や良く歩いたホテル近辺の写真を撮って歩き回った。


 

 




12時に江蘇大学の正門前でしょうきさんと銀歌さんと待ち合わせをし、私がおいしいと絶賛していた学食の餃子を一緒に食べた。
何度食べても、もちもちした皮がおいしい。
しかも、この餃子とスープを2人がご馳走してくれた。


昼食後はバスに乗って「焦山公園」に行った。
「焦山公園」は、長江の中にある島の中にあり、敷地全体が自然公園のようになっている。
小雨が降ったりやんだりの天気だったが、園内の風景がとても綺麗だった。


 

 

  


下の写真は、門の枠の中が絵みたいに見えるように造られている。とてもよく出来てる。

 


昨日もそうだったが、2人は中国人ツアーガイドを見つけると、すぐ近くにかけ寄り熱心にガイドの話を聞き、
その内容を私に日本語に訳して聞かせてくれる。やさしい。
おかげで1人で観光してる時に比べ詳しく見れる。

中国でもジャンケンのルールは同じらしい。「焦山」へ登る階段で、3人でジャンケンしながら登った。
中国では勝った人が5段上がるらしい。童心に返れて懐かしかった。


帰りの電車まで時間に余裕があったので、私が泊まっていたホテルの1階ラウンジでケーキを食べ、その後、よく通った火鍋屋に行った。


 


時間はあっという間に過ぎていった。



11/28 (2)送別会

2011年11月28日 | 鎮江
一旦ホテルに戻った後、再び江蘇大学の正門前に2人と17時半に待ち合わせをした。
大学の裏門にある中華料理のお店に行った。

今日は最後なので、山本先生、槇山さん、日本語学科の生徒のみんなと食事をした。
お店は謝君が予約してくれた。


日本語学科の生徒のみんなは本当に仲が良い。見ていて羨ましく思った。


1ヶ月間携帯電話を貸してくれたアンナさんに初めて会った。
直接会ってお礼が言いたかったので、会えて良かった。


劉淑から、文化祭のときにあげたお茶漬けのお礼にと言って、灰太朗とその子供のキーフォルダーをいただいた。
丁寧に江蘇大学の絵葉書にお礼の文章が日本語で書かれていて、とてもジーンときた。


孫権君は「アルコールアレルギーですから・・」と言いながら、周囲に合わせてビールを飲んでいた。
文化祭の時に、トイレが会場から遠くにあり、トイレの場所まで案内してくれた間、ずっと日本語と中国語の違いについて
優しく教えてくれたのを思い出した。


謝君には、いつか日本に行ったら案内してくださいと頼まれたが、連絡くれれば都内、千葉であればいつでも案内してあげたいと思う。


中華料理を食べた後は、みんなで牛ない店に行きお茶した。
トランプのババ抜きをしたが、中国でもルールは同じだった。負けた時には、1曲アカペラで歌う罰ゲーム付きだ。
学生時代に戻れた感じがして楽しかった。


3軒目は数人残り、同じ裏門の「右左バー」というバーで飲んだ。


とても充実した1日だった。


みんなありがとう。


 

11/28 (1)鎮江観光1日目

2011年11月28日 | 鎮江
久しぶりに鎮江のホテルで朝食をとった。
なんか懐かしい。

鎮江にいる間、大学の授業があってどこにも行けず、最後に鎮江の観光スポット巡りをしたいと思っていた。

今日と明日は、しょうきさんと銀歌さんに鎮江を案内してもらえることになっている。

しょうきさんは私が授業についていけないので勉強を教えてくれ、銀歌さんはしょうきさんのルームメイトで、
2人とは日本料理の「名古屋」で山本先生と一緒に食事している。

10時に江蘇大学の1号楼前で待ち合わせをしたが、私は30分遅れてしまった。
それなのに、2人は明日の帰りの高速鉄道の切符を買っておいてくれた。とても親切だ。


まずは、江蘇大学の正門からバスで「古西津渡」に行った。
「古西津渡」は、1000年前の民間建築物が残っていて雰囲気があって良かった。


 

  

 

 




その後は、すぐ近くにある「鎮江博物館」に歩いて行ったが、あいにく定休日だった。
同じ敷地にはレンガ造りの旧イギリス領事館もあり、いつも見ていた鎮江とはだいぶ違っていた。

昼食は「古西津渡」内にあるレストランで、鎮江蓋面(ちんこうがいめん)という麺を食べた。
鎮江蓋面は鎮江でしか食べれないから、どこかで食べたいと思っていた。
だが、ホテルの朝食バイキングでメニューにあり、毎日にのように食べていた麺が、まさに鎮江蓋面だった。


鎮江蓋面は、麺を茹でる鍋の中に小さい蓋(ふた)を入れて料理する。
昔、ある偉い人がお店で麺を食べた時に、とてもおいしかたので、料理人にどうやって作ってるのかと厨房に聞きに行ったら、
偶然、小さい木の蓋が麺を茹でる鍋に入ってしまっていた。
それから蓋が入っているとおいしい麺が作れるという言い伝えが残り、現在に受けつがれている。
もちろん、蓋が入ってるからといって味が変わるわけではない。


長江のほとりを少し歩いた後、バスで「金山」に行った。
「金山」では山頂に六重の塔があり、一番上まで登ってみたが、景色がとても素晴らしかった。
六重の塔のてっぺんで、銀歌さんは「早くカレシがほしい」と叫んだり、母親に電話したりして楽しかった。