「拝金主義」という言葉を最近、よく耳にするようになった。私は祖母に「金がないのは首がないのと同じ。」と子供の頃に教わった。
自分が子供の頃は、親父もそれなりに一生懸命働いて、おふくろも内職をやっていたが、貧乏だった。後から聞いた話だが、借金をして小さな家を建てた頃は妹の幼稚園の月謝を払う金がなくて本当に困ったこともあったようだ。
他にも今、思い出しても涙がでるような体験をして、いつも「貧乏は嫌だな~!」と思っていた。でもそれなりに貧乏も楽しかったのかなとも思う。実際、あんな体験は今の時代にはできないもんね。(70年代の話です。)
昔の人は頑張って稼いだからお金も大切にしたんだろうけど、今は「金で心を売る」人が増えて、その心の隙間を埋めるために無茶な金の使い方をするようになったのかもしれない。
早く日本も「成金みたいな生活」をするよりも「寄付をする」ことが評価されるような「品格のある社会」になってほしいと思う。