先日の記事に書いたcheck-in kiosk(自動チェックイン機)と同じ文章に出ていて、訳語がすぐに出てこなかった英語にcurbside checkinというのがありました。
curbsideを辞書で引くと「車道の縁石側、歩道」とあります。おそらく、車で乗りつけてそのままチェックイン(搭乗手続き)ができるようなシステムだとは察しはつきましたが、それに該当する日本語が見つかりません。
いつものようにGoogleであれこれ検索してみたところ、意味はその通りでした。航空会社が自動チェックイン機を道路際まで持ち出し、搭乗客は車をその前に寄せてチェックインできる仕組みです。いかにも車社会のアメリカらしいサービスですね。
カタカナ書きにして「カーブサイドチェックイン」とGoogleに入れてみたら、はたして、アメリカにはこういうチェックイン方法があると説明した日本語のウェブページがずらずらと出てきました。車も運転しなければ何年も渡米していない私には、インターネットがなければ調べがつかない言葉でした。
その後しばらくして、成田空港でもターミナルの改修を機会にこれと同じサービスを導入したようです。使われている名称はそのまま「カーブサイドチェックイン」とカタカナ語。しかし、外来語をわかりやすい日本語で表記しようといわれている昨今、もう少しわかりやすい日本語の名前にしたほうがよかったような気もします。
(メルマガ「英語屋さんの作りかた」第37号掲載、一部改稿)