『英語屋さん』の宝箱

『英語屋さん』『英語屋さんの虎ノ巻』(集英社新書/電子書籍版)、『英語で夢を見る楽しみ』(財界研究所)の著者のブログ

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blackmail (ゆすり、恐喝)

2006-10-28 20:58:31 | 英語・翻訳

 blackmail「ゆすり、恐喝」と名詞で、また「ゆする、恐喝する」と動詞でも使います。 英英辞典でその定義を調べると、Extortion of money or something else of value from a person by the threat of exposing a criminal act or discreditable information(犯罪行為または不名誉な情報を暴露すると脅して、金銭または価値のあるものを人からゆすりとること=American Heritage Dictionary)とあります。


 しかし、広義では、個人が金銭を脅し取る行為に限らず、たとえば nuclear blackmail(核兵器による脅し)、terrorist blackmail(テロリストの脅し)のように、「脅し」という意味で広く使われています。extortion(ゆすり、恐喝)という言葉がおもに金銭等をゆすり取る犯罪行為を指すのに対して、blackmailは人を脅して何かを人に強要するという広い意味でも使うようです。


 おそらくblackmailをもじって作られた言葉に、greenmail(グリーンメール)があります。会社の株を大量に買収して乗っ取ると脅し、その株を高値で引き取らせる行為のことです。かつてライブドアがフジテレビに買収を仕掛けた事件では、結局「インターネットとマスメディアの融合」どころか、フジテレビ株の引き取りと自社への出資という形で多額の金銭的補償をフジテレビに求めた行為が、結果的にグリーンメールと受け取られました。green(緑色)はたぶん、ドル紙幣(greenback)に由来するものでしょう。



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