育脳に目覚めた絵本おばさんが0~6歳向けの絵本を紹介するブログ

息子(3歳)の育脳目的で「毎日1冊読み聞かせる事」を目標にしていたら絵本選びが面白くなった絵本おばさんです。

【絵本】おやすみクマタくん【3歳児向け】

2019-08-23 10:26:52 | 3歳児向け
育脳に興味をお持ちの全国のみなさまこんにちは、絵本おばさんです。
息子には早寝早起きを習慣づけ、朝方の生活を身につけてほしいと思っている絵本おばさんです。
「ベッドでご本を読もう」と寝室へ行きますが、働く車や冒険のお話を読み聞かせるとかえって興奮して「もっと読んで!」となかなか寝てくれません。
育脳の為に何冊も読み聞かせるのはいい事ですが、寝てくれないのは困りものです。
そんなときはねんねが題材の本を読んで眠りを誘います。

本日ご紹介する絵本はこちら


▲おやすみクマタくん
カズコ・G・ストーン/作
福音館書店


<絵本おばさんの感想>
寝る時間になっても「寝ない」というクマタくん。
ママくまさんは「枕や毛布、パジャマにベッドが逃げて行ってしまうわよ。」と、あの手この手で寝かしつけようとします。
それに対し、「逃げて行っても平気だもん」というクマタくん。そのやり取りがまるで我が家の事のように感じる絵本です。

おしゃまな会話ができるようになる3歳児におすすめの絵本です。
「毛布がにげたらどうしよう?お月さまにパジャマをかしてあげようか?」など質問をしてみてください。
お話に登場する寝具以外にも、お子さんが好きなぬいぐるみやおもちゃが「眠いと言っているよ」なんてお話を作ってみると楽しいですね。
文章が短く、スッキリと描かれた絵はイメージしやすいので2歳からでも楽しめます。

【絵本】あめのひ【3歳児向け】

2019-08-22 10:56:31 | 3歳児向け
育脳に興味をお持ちの全国のみなさまこんにちは、絵本おばさんです。

ここ数日お天気が不安定ですね。
雨の日は大人にとっては憂鬱ですが、子供はいつもと違う音や色にわくわくするようです。
水たまりにとびこんだり、雨粒を体で感じたりとおおはしゃぎです。
今日はぬれてもへっちゃらな男の子と雨の日のお話です。

本日ご紹介する絵本はこちら


▲あめのひ

サム・アッシャー/作・絵
吉上 恭太/訳
徳間書店


<絵本おばさんの感想>
雨が降っているけれど外で遊びたい男の子と、雨が止むまで待ちなさいというおじいちゃん。
家の中と外の様子が交互に描かれながら物語は進みます。だんだんと水位が増す描写と、世界が変化していく様が上手に描かれており現実とファンタジーが混在する絵本です。
水面に映る姿が大胆に描かれたページは圧巻です。さかさまに描かれた絵を子供と一緒に楽しめます。
次に雨が降るのが楽しみになる絵本です。

内容を理解するには3歳からがおすすめですが、文章も短く色使いが華やかでデザイン性のある絵本なので、2歳からでも楽しめます。
4歳以上からは、時の移り変わりや景色の変化の表現を視覚化して伝える事ができます。
また、絵本に出てくる「水に浮かぶ街」が本当にあるんだよ。と言って教えてあげると子供の好奇心と探求心を養うきっかけになるのではないでしょうか。

【絵本】それいけ しょうぼうしゃ【1歳児向け】

2019-08-21 11:23:50 | 1歳児向け
育脳に興味をお持ちの全国のみなさまこんにちは、絵本おばさんです。

子供は清掃車や救急車といった働く車が大好きですよね。散歩の途中で見つけると大喜び。
消防車を見つけて手を振ると、消防士さんが手を振り返してくれたりします。
今日はそんな優しく勇敢な消防士が主人公のお話です。

本日ご紹介する絵本はこちら


▲それいけ しょうぼうしゃ

ティボル・ゲルゲイ/作
小池 昌代/訳
講談社


<絵本おばさんの感想>
「火事だ!出動だ!」勇ましい消防士たちがページ一面に躍動的に描かれています。
色鮮やで、構図やアングルが素晴らしくデザイン性の高い絵本です。
文章も短く簡潔に書かれているので1歳から楽しめます。

私の住む街では、夕方に消防署で点検と点呼が行われます。
お散歩がてら消防署へ立ち寄り、わくわくしながらその時を待ちます。
制服姿の消防士たちが整列して点検と点呼が始まります。
大きなサイレンの音とかけ声、その世界に子供は引き込まれていきます。
あなたも是非、この本を読んでお近くの消防署へ行ってみてください。

【絵本】ありがとう...どういたしまして【4歳児向け】

2019-08-20 11:13:38 | 4歳児向け
育脳に興味をお持ちの全国のみなさまこんにちは、絵本おばさんです。
我が子には「ありがとう」や「ごめんなさい」といった感情を表現する言葉を自然と言えるようになって欲しいと思い、日常生活で意識的に使っている方も多いと思います。
今日は「ありがとう」と「どういたしまして」2つの対になる言葉のお話です。

本日ご紹介する絵本はこちら


▲ありがとう...どういたしまして
ルイス=スロボドキン/作
渡辺 茂男/訳
偕成社


<絵本おばさんの感想>
ジミー坊やはいつでも「ありがとう」と感謝の気持ちを伝える事ができる子です。
ところがある日「僕も”どういたしまして”と言ってみたい」と思うようになります。
どうしたら「どういたしまして」と言えるようになるのでしょうか。
こどもの素直な疑問と純粋な心が優しい絵と共に描かれた絵本です。

心が大きく成長する4歳からおすすめの絵本です。
ジミー坊やと気持ちを重ねあわせるように読み聞かせてあげたいですね。
3歳からの読み聞かせには「ありがとう」と「どういたしまして」はどんなシチュエーションで使う言葉なのか、どんな気持ちを表現する言葉なのかを教える導入書として活用できる絵本です。

【絵本】ちいさなたまねぎさん【0歳児向け】

2019-08-19 13:28:28 | 0歳児向け
育脳に興味をお持ちの全国のみなさまこんにちは、絵本おばさんです。
子供ってなぜか台所が好きですよね。ちょっと目を離したすきに「引き出しを開けて中身をばら撒かれた」なんて経験をされた方もすくなくないと思います。
今日は台所という身近な場所が舞台のお話です。

本日ご紹介する絵本はこちら


▲ちいさなたまねぎさん

せな けいこ/作・絵
金の星社


<絵本おばさんの感想>
ある日、じゃがいもさんがネズミにかじられてしまいました。
「大切なお友達に酷い事を!二度とかじらせないぞ!」と台所の仲間たちは一丸となってネズミと闘います。しかしネズミは身軽にかわし再びじゃがいもさんの前に現れます。
その時、ちいさなたまねぎさんが勇敢に立ち向かうというお話です。

スプーンやお皿、にんじん、じゃがいもなど離乳食の時期に赤ちゃんが触れる食器や野菜が登場します。
キャベツの葉を「包帯に」といって差し出すシーンはやさしさが表現された素敵な文章と絵です。
一変して、ネズミが登場するシーンでは文章がない絵のみのページです。
しかしそこには時間の移り変わりとネズミの意地悪な雰囲気が見事に表現されており、絵本おばさんは大人ながらに恐怖を感じました。
みなさまにも是非ご覧いただきたい一ページです。

擬音語も含まれているので0歳からでも楽しむことができます。
また、離乳食を始めた赤ちゃんへは食事時間の少し前に読み聞かせてあげると食事中の話題ができます。
1歳からは野菜や食器、道具の名称などを一つづつ言いながら読んであげましょう。
2歳からは痛みや思いやりなどを関連づけながら読んであげるとお友達との関わりに活かせます。