湯めぐりシリーズNo.84
平成20年7月19日(土)~20日(日)
養老牛 旅館 藤 や 標津郡中標津町養老牛521 01537-8-2341
泉 質 食塩泉 自然湧出
泉 温 80℃ 湧出量 45L/min
性 状 無色澄明弱鹹臭なし
p H 値 6.9
適 応 症 リウマチ、運動器障害、慢性湿疹、痛風、慢性消化器疾患、便秘、慢性肝、じん麻疹、
肥満症
宿泊料金 〔新館¥15,000(バス・トイレつき)〕 本館¥12,000(バス・トイレなし)
寅さんの監督だった山田洋二が毎年“癒し” にここにやってくるという。
この宿のロビーや食事処の個室、いたるところの柱や幕板に銘木を配してあり、木にこだわっている。
兎に角、静かだ。
内湯は部屋数の割には、ゆったりと大きく、男女別の露天風呂もごく自然の佇まいだ。
さらに、川べりには別棟の野趣溢れる野天風呂がある。
自然そのままの環境を維持しており、早ければ午後8時前後に野生のふくろうが中庭にある池に
小魚を求めてやってくるという。
寝込んでは見逃してしまうし、希望する部屋へは飛来したら電話で連絡してくれるというので、
予約しておいた。午前3時すぎ、突然電話機が鳴った。予約のことなどすっかり忘れて熟睡していたが、
ふくろうがやってきたのを教えてくれたのだ。なかなか見ることができないものを目の当たりにした。
翌朝、中標津町の開陽台展望台へ立ち寄る。
360度遮るものは何もない。展望台をゆっくり二周した実感は720度だ。
遠くに知床連山の山裾がオホーツク海へと沈み、その右に目を移すと遥か国後がくっきりと見える。
まさにこの島は、わが国の固有の領土なのだ!
その後、最短距離をセットしたナビを頼りにとど原へとむかう。
野付湾に突き出た海老のような砂嘴半島で、交通量も少なく、日本の渚100選にも指定されている。
ここまで来ると、国後がもっと至近に見える。
途中、ナラワラを経由したが、立ち枯れ(シャリカン)や風倒木の楢や、とど松の残骸が白骨のようだ。
今夜の宿泊先までの距離感、時間配分が読めないので通過するに止め、途中、霧多布からあやめが
原に立ち寄り、厚岸の道の駅展望レストランでかき料理の昼食をすませ、十勝川温泉へと急ぎ足。
早来の姉さん同伴。
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