健康には菜耕! 

北海道に生まれ育ち、四季折々大地の恵みと自然美豊かな充実の日々
道内をめぐり未知の世界を発見できることに、ただ感謝!

84 養老牛 旅館 藤や 

2013-03-03 | 温泉めぐり

 湯めぐりシリーズNo.84               

 平成20年7月19日(土)~20日(日)

養老牛 旅館 藤 や                   標津郡中標津町養老牛521  01537-8-2341

泉   質  食塩泉  自然湧出

泉   温  80℃  湧出量  45L/min

性   状  無色澄明弱鹹臭なし

 p H  値  6.9

適 応 症  リウマチ、運動器障害、慢性湿疹、痛風、慢性消化器疾患、便秘、慢性肝、じん麻疹、

                肥満症

宿泊料金  〔新館¥15,000(バス・トイレつき)〕  本館¥12,000(バス・トイレなし)

 

 寅さんの監督だった山田洋二が毎年“癒し” にここにやってくるという。

 この宿のロビーや食事処の個室、いたるところの柱や幕板に銘木を配してあり、木にこだわっている。

 兎に角、静かだ。

 内湯は部屋数の割には、ゆったりと大きく、男女別の露天風呂もごく自然の佇まいだ。

  さらに、川べりには別棟の野趣溢れる野天風呂がある。

 自然そのままの環境を維持しており、早ければ午後8時前後に野生のふくろうが中庭にある池に

小魚を求めてやってくるという。

 寝込んでは見逃してしまうし、希望する部屋へは飛来したら電話で連絡してくれるというので、

予約しておいた。午前3時すぎ、突然電話機が鳴った。予約のことなどすっかり忘れて熟睡していたが、

ふくろうがやってきたのを教えてくれたのだ。なかなか見ることができないものを目の当たりにした。

 翌朝、中標津町の開陽台展望台へ立ち寄る。

 360度遮るものは何もない。展望台をゆっくり二周した実感は720度だ。

 遠くに知床連山の山裾がオホーツク海へと沈み、その右に目を移すと遥か国後がくっきりと見える。

 まさにこの島は、わが国の固有の領土なのだ

 その後、最短距離をセットしたナビを頼りにとど原へとむかう。

 野付湾に突き出た海老のような砂嘴半島で、交通量も少なく、日本の渚100選にも指定されている。

  ここまで来ると、国後がもっと至近に見える。

 途中、ナラワラを経由したが、立ち枯れ(シャリカン)や風倒木の楢や、とど松の残骸が白骨のようだ。

 今夜の宿泊先までの距離感、時間配分が読めないので通過するに止め、途中、霧多布からあやめが

原に立ち寄り、厚岸の道の駅展望レストランでかき料理の昼食をすませ、十勝川温泉へと急ぎ足。

 早来の姉さん同伴。 


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