湯めぐりシリーズNo.94
平成21年2月28日(土)~3月1日(日)
蟠渓温泉 蟠岳荘 壮瞥町蟠渓18 0142-65-2277
泉 質 カルシウム・ナトリウム-硫化水素泉 分析表なし
泉 温 82.7℃ 源泉掛け流し
適 応 症 高血圧、リウマチ、動脈硬化、アトピー、気管支炎、胃腸病
宿泊料金 ¥5,500~(¥7,500) 和室13室
3月を向かえると、ずいぶん陽射しが明るく眩しくなってきた。
きょうの温泉は、1950年(昭和25年)の創業で、当温泉郷ではひかり温泉に次いで古い歴史がある。
長流川の川岸に沸く混浴野天風呂のオサル湯は、当館より3分ほどの処にあって、野趣好みの
若者たちが多く利用する。
宿の玄関を入ると、先ず、ホールに旧型の大きなゲーム機2基がある。
日帰りのお客さんが遊ぶのだろうか。
建物は、ゆったりとした間取りで、木骨部分を残してほぼ全体をリホームしている。火災報知装置や
非常避難誘導などしっかりと表示している。
夕・朝食は1階の大広間で摂るが、有に100人は収容できる広さだ。
男女とも同じ大きさの内湯は広々として、長流川の清流が望める。
脱衣所には床暖を通してあり、足元が暖かい。
宿の周りは桜の木が植えられており、連休のころが見ごろだと女将が教えてくれた。
木々には野鳥が飛び交っている。
朝7時に朝風呂に浸ろうと素っ裸になって浴場へ飛び込んだら、デッキブラシを持った女将が湯を
抜いた浴槽の清掃をしている。
日帰りのお客さんが、源泉のコックを閉めて帰り、掛け流しの給湯がストップして湯温が低く
なってしまった。
「隣の女湯でもいいし、家族専用のジャグジー風呂でもいい。お客さんだけの完全貸切りだから
自由に使ってね・・」と言う。
高温の源泉はまろやかで、湯切れもよく、あっさりとした湯味だ。
部屋には冷蔵庫が備えてあり、ビールとジンジャーエールを冷やしてあった。暖房用ストーブは
電力を使用しているから温度調節には直ぐ反応してくれる。
また、小さいながら洗面台もあり、とても便利だ。時代遅れの施設だが、その分ゆったり出来る。
食事は、家庭料理風で品数、量ともに多くて食べきれない。
とくに、地元産の新鮮野菜を用いた蟠岳山菜鍋は薄味で旨い。
朝、清算の際、カウンターのうえにあった壮瞥地区名産の豆類四種類を購入。
「当温泉はアトピーなど、とくに皮膚病に効能があり、帰りには皆さんすっかり治ってお帰りに
なりますよ」・・・
女将のセールスポイントである。215キロ。
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