平成21年10月02日
然別湖畔温泉ホテル 風水 鹿追郡鹿追町然別湖畔 01566-7-2211
泉 質 含硫黄‐ナトリウム・塩化物泉(低張性アルカリ性高温泉) 含食塩‐硫黄泉
泉 温 70℃ 源泉かけ流し 地上8階建 78室
宿泊料金 (食事) 新館(部屋食)¥15,900 本館(レストラン)¥10,650
ホテル地の涯を午前8時出発し、2日目は津別~陸別~足寄~芽登を回り、ぬかびら温泉郷を経由して
然別湖畔の宿に向かった。
ぬかびら温泉郷の手前で、ダムに沈んだ旧国鉄士幌線のコンクリートアーチ橋りょう群や駅舎など、
数々の鉄道関係の写真などを展示してある鉄道資料館(01564-4-2041)に立ち寄った。
満水のいまは水没しているが、アーチ型の鉄橋などは水量が減ったときに出現する。
然別湖は大雪山の雄大な山懐に抱かれた国定公園内にある唯一の自然湖で、風水は湖岸にある
大型ホテルだ。この湖は日本でNO.2の透明度を誇る
上士幌町には公共牧場としては広さ日本一、1,700ヘクタールのナイタイ高原牧場が広がる。
午後2時あいにくの濃霧のなかをホテルに到着。
本館を予約していたが、新館に空室があるので同一料金で利用させてくれるとのこと。
結構な額差があるのに、スタッフの配慮がありがたい。
4階和室から見下ろせるところが湖で、遊覧船の船着場にもなっている。
対角線に上唇のような二つの小山があり、くちびる山と言われている。
逆さ富士のように、湖面にこの山が投影されると大きな“くちびる”だ。
温泉湯は茶褐色のにごり湯で、広い内湯とジャグジーの寝湯、ドアーひとつで仕切られた露天風呂は
湖にせり出しており、秋の始まりを告げる冷えた空気も清々しい。
湖岸を取り巻くように紅葉が走り出しており、秋の色を満喫できる。夕食はレストランで熱々の料理を食す。
このあたりでしか味わえない、清流に生息する「おしょろこま」の塩焼きを供してくれた。
午前4時に目覚め、部屋のワイドな窓から濃霧が晴れたまだ暗い空を見上げると、大きな粒の明けの
明星が輝いている。くちびる山の左裾あたりが白けてきた。日の出ショーの始まりだ。
ゆっくりと時間をかけ、帯状の雲が赤く染まってきた。この雲がなければ荘厳な朝日を拝めるのに…
と思っていたが、太陽のパワーはそんな雲など物ともせず一気に蹴散らし、ミリ単位でゆっくりと昇り始めた。
この間、刻まれる“時”の移ろいは長く感ずる…が、自分自身が過ごした69年もの年月をほんとうに過ごし
てきたとは思えないほど短い。2日間の走行距離970キロ。
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