健康には菜耕! 

北海道に生まれ育ち、四季折々大地の恵みと自然美豊かな充実の日々
道内をめぐり未知の世界を発見できることに、ただ感謝!

長崎五島列島キリシタンクルーズと歴史とロマンの島・平戸

2016-06-21 | 長崎/平戸と五島列島の旅

3日目 58日(日)

朝いちばん、有川港に隣接する鯨賓館ミュージアムを見学する。

1階は鯨の生体や捕鯨の歴史を展示、2階には島内にある29の教会群の紹介コーナーと当島出身の

横綱佐田の山晋松の関連展示物がある。

     

鯨賓館内部

  

      鯨の牙         鯨の髭

         

 

        

 五島出身 横綱佐田の山関連展示物      

     

 

頭ケ島天主堂        キリシタン拷問五六之石

     

   

坂本龍馬ゆかりの広場

 

 

昼食をとるべく有川郷へ

鯨骨でできた鳥居のある海童神社を訪れたあと、五島名物「五島うどん」を・・・

細麺だがこしがあり、釜揚げの茹で麺を刻みネギ、のり、しょうがなどの薬味を入れた熱タレにつけて食す。

うまい・・・が、特別な味でもない。

   

石の鳥居の後方に鯨骨の鳥居

 

郷ノ首港より貸切りクルーズ船(海上タクシー)で「キリシタン洞窟」を望む。

東シナ海の荒波にもまれた島々の奇岩がえぐられ、おびただしい海蝕崖がある。

キリシタン弾圧時、海上から直接検閲できる崖ならば役人に発見されるため、入り込んだ洞窟や、

摘発されない地形を探し、内部が広くても入り口が狭い場所を、また、ひそかに監視する藩士たちの

発見から逃れるため、煮炊きの煙や夜間の明り、会話など音の出るものは一切禁じ、おびえながらの

生活は想像できない苦難であったに違いない。発見されると拷問や踏み絵を強要される。

拘束されると尖った岩盤の上に正座させられ、その上に幾重もの拷問石を首の下までも積み上げられ、

密告も強制される。

止むにやまれず踏み絵をしてしまった信者は、その後悔の念で絵を踏んでしまった足を洗い清め、

その水をすべて飲みほして神に許しを懇願したという。信仰とは、かくも厳しく深いものなのか?

ただ、ひたすら信仰しているだけなのに、拷問で歩けなくなっても生きられ、信仰を継続できる。

その一心だったに違いない。信長による比叡山延暦寺の焼き討ち、秀吉による西本願寺、家康の

東本願寺擁護など、天下取りのために重荷であった社会的影響力の大きい宗教勢力を制圧するもので、

政治的問題を含んでの処断である。

物見遊山で、観光で・・・戦国時代の「夏草や兵どもが夢の跡」関ケ原や川中島などの観光もしたが覇権や

独裁をもくろむ戦ならばまだしも、このたびの旅行は歴史を学び、実態を知ることで、苛まれぬものがあった。

クルーズ船の船長が、めったにない穏やか海であり、舳先を岩場に接岸してくれて、上陸することができた。 

 

クルーズ船(50人乗り)

                          

   キリシタン洞窟

 

~久賀島へ

「旧五輪教会堂」

五島列島でいちばん古い木造の教会堂で、平成11年国指定の重要文化財に指定され、世界遺産候補

にもなっている。外観は和風建築だが、内部は本格的な教会建築様式。

       

  

        旧五輪教会堂内

隣り合って新しい五輪カトリック教会が建つ

  

 

~福江島(福江市)

大瀬断崖展望所

東シナ海に突き出た断崖絶壁に立つ灯台だが、生憎の降雨・濃霧でかすんで見える。

道内の灯台巡りを思い出しながら・・・

       

 日本の灯台50選/日本の夕陽100選

 

~日本最初のルルドがある教会

聖母マリアが出現し、ルルドの泉の洞窟がある。

     

                井持浦教会         ルルド

 

 ~高浜ビーチ(高浜海水浴場)

 

 

~五島市内到着

今夜の宿はカンパーナホテル

天皇皇后が宿泊したこともあるホテル。

観光終了後、ツアー参加者全員が期待している囲炉裏焼き「椿茶屋」での夕食。

再々テレビでも放映される話題の茶屋だ。

添乗員さんの話では、ホテルから20分ほどのところにある歴史的建造物の店だというが、

五島牛の焼肉の煙が酷いので着用する衣服はバスの中で変えて行くように!とのアドバイス。

このたびの旅行は毎食事とも肉抜きアレルギー食に変更してもらっているが、魚貝類も提供するコースを

設定しているので、是非加参加を!と勧められたが、焼肉から立ち上る煙や匂いが嫌なのでパスした。

店の人にひと足先ホテルまで送ってもらい、慎ましくささやかに一人夕食。


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