イーダイブ☆クルーズ報告 2003年10月~2007年10月

☆ イーダイブがカオラックから発信する タイ・アンダマン海~シミラン&スリン海域クルーズリポートです ☆

GW到来  でも、ついに天候崩れたよ。。。(>_<)

2007-05-04 19:58:57 | Weblog
<2007年4月28日ー5月2日 シミラン・スリンクルーズ報告 BY KYO>



2007年シーズン、ediveでは今シーズンも残すところ2クルーズ。個人的には最後のクルーズ行って来ました。いろいろあったけど、あっという間のシーズンでした。
毎年思うけど、大きな事故も無くなんとか安全に終えることが出来て嬉しい限りです。この歳になると安全が第一。健康が一番ですね。
オレンジブルー号スタッフはキョウ、アキ、コウゾウ、フの4名体制。ゲストは実に個性のありそうな総勢17名

そのクルーズ、結論から言うとついに天候崩れました・・・・。今年は海況には相当に悩まされたけれど、ずっと安定したお天気だったのに。。。毎回毎回緑の海と対決してきたけれど
今回は鉛色の空との勝負になりました。たまに差し込む太陽の光。その隙を突いて潜れ潜れ!そんな感じだったです。

まずはシミラン。僕自身は前のクルーズで外耳炎を患い、初日は休養。。潜った皆から聞いた報告によると、、 「透明度最悪。暗い。緑色。魚少ない」。一体どうしちゃったんでしょうか?
頑張れシミラン!まだまだやってもらわないと困るんだよね
ただ、お客さんはそんな海をクルーズライフを楽しむ個性的な面子が揃い、船上は明るく盛り上がってます。。皆さん、僕は嬉しいっす!
毎夜、夕方から降り続く雨と雨漏りの下、酒のピッチは上がります。昼間の鬱憤を晴らすかのような宴でしたね。

2日目のボン島、タチャイ島、これといって異常なし。。。緑色の海に一同沈黙。キャプテン「レック」に頼みいつもより気合を入れてアクセル全開で一路リチェリューへ向かいサンセットというよりはナイトに近いリチェリューロック、本日4ダイブめ。3ダイブ目でジンベイをキャッチした姉妹船アンスマリン号のメンバーもいるではないですか。。羨ましいな。エントリーするも狙いはジンベイのみ。
暗闇の中を潮の当たっている方向へと突っ込んでいく人々。グルクマ大群がパクパク口を開けて捕食全開。ギンガメ&ローニンもいるにはいるがなんせ暗い。残念ながら会うことは出来ず
浮上してみると嵐のよう様な水面に稲妻が光ります。う~ん、波が高いぞ。慌てて一路スリン島へ避難。一同ちょっと船酔い気味でぐったりです。
その日は比較的大人しく皆さんお休みになりました

3日目、スリンでいつものリーフではなくこれまた一発狙いのピナクルへ。ハナヒゲウツボの成魚はいたようですが、残念ながらハズレ。ここのところカンムリブダイにもご無沙汰です。
気を取り直し、再度リチェリューへ向かう頃には天候も良好になってきたぞ~。リチェリューの透明度は一番いいところで20m弱はあるので奴が現れれば見えるはず。一応、定番の
イロイザリ⇒ニシキフウライ⇒シーホース⇒フリソデの最短コースを回りジンベイに備えます。待てど暮らせど奴はこの日は現れず。マツカサウオや別の個体のフリソデを確認しながら
この日もギブアップ。明日のタチャイに全てをぶつけるしかないと一同確認をしてフォトコンバトル開催です。

最終日、スリンよりタチャイへ向かう早朝のオレンジブルー号に襲い掛かったのは強風&高波でした。安全第一の僕は当然ツインピークスではなく島の裏側の名づけて【ノースウエスト】。
透明度良好、最大深度7m・・・。のんびりぼけ~っとダイビング。以外にも後ほどのクルーズアンケートにこのポイントを一押しにあげていたゲストのHさん。癒されたかったのですね。
実に複雑な感じ。。この3日間、Hさんにはツライ思いをさせていたような気になってしまっちゃいましたよ、なんだか。。最後はボン島で弾けちゃおうとノースへ。
桐ヶ谷さんの300本記念を一同でお祝いしました。それと初日の3本目に200本記念を迎えた大谷さんおめでとうございました~ 来シーズンは本来の青い海を取り戻していつものシミランに戻ってくれることを切に願うばかりです
皆さんも地球温暖化防止にぜひぜひご協力くださいね。今シーズンもありがとうございました!    byキョウ

幸運をもたらした虹

2007-05-04 13:31:55 | Weblog
<2007年4月28日ー5月2日 シミラン・スリンクルーズ報告 アンスマリーン号 BY Higashi>

GWクルーズ。今回は2艘同時出航。アンスマリン号の方は、参加者11名。こちらはスリン諸島よりスタート。

海もほぼベタなぎだったので、一晩中移動であったが、快適に到着。スリンの水中は透明度は若干落ちてはいたが、エダサンゴの畑は、光に照らし出され、眩く美しい。



砂地では、スパゲッティーイールが一面に精一杯背伸びしていれば、ジョーフィッシュが勢いよく飛び出し、メタリックシュリンプゴビーが、2匹仲良くその美しい鰭を広げてホバーリング。ゆっくりとエダサンゴ畑をドリフトしていくと、途中アカククリの壁、バラクーダーの群れにも出くわす。



トリンラリーフを2本続けて潜ったあとは、リチェリューロックへ。途中船首よりホーンが響き渡る。クルーが叫ぶ。「クジラ!クジラ!」。飛び起きて目を凝らして水面を見つめると、遠くの方で大きな黒い物体が水面に浮かび上がる。どうやらミンククジラのようだ。ゆっくりとその体を水中に沈めていく。
そして、到着。流れは弱い。潜行と同時に、マテアジの大きなカーテンが目の前を交差し、グルクマの大群がその大きなアゴを一斉に外して、海中に光を発す。中層で輝く塊はギンガメアジ。まずは群れの大行進を満喫する。

2日目は、一日リチェリューで攻める。朝の一本目は、透明度も悪くない。中層で群れと戯れた後は、イロカエルアンコウ、タイガーテールシーホース、フリソデエビなどマクロ観察。ニシキフウイライウオは、紅白のオスと、黄色のメスのペアで発見。



2本目は群れをメインに中層を攻める。若干濁りも入り、やつも現れそうな雰囲気であったが…。

水面休息中。やや曇った空に大きな虹が…。菊ちゃんが言う…。「何かいいこと起きそうだね…。」

そして、3本目。流れもそう強くないので、まずは中層に出て、群れを狙う。すると、後ろからシャリンシャリンと鈴の音。急いで後方へ向かうと、大きな物体がこっちへ向かってくる。ジンベエだ!ついに現れたか!ゆっくりと根沿いに泳ぐ。チームに向かいGOサイン。皆頑張ってジンベエの真横を併走する。一旦は根から離れ去ったが、また折り返してきた。今度は、上からだ。また併走する。また離れていったが、今度は中層に出現。深場へと消えていく。根待ちで、小物を見ていると…来た!今度は下からだ。はっきりと美しい甚平柄が見える。今シーズン見たジンベエの中では、一番大きなサイズであろうか。6m近い。まだ子供といえ、一回り大きいと、迫力も違う。





残念ながら、4本目は現れなかったが、夕方の群れの捕食、そしてマツカサウオ、クリーナーパイプフィッシュ、トマトアネモネフィッシュなどのマクロウォッチングを楽しむ。波が出てきたため、その日は、スリン諸島で寝る。

3日目。早朝移動し、まずはタチャイ島、ツインピークスよりスタート。透明度は20m近くあるだろうか。流れも緩やかだったので、中層に出て、群れに向かう。グルクン、イエローバックフュージラーの群れは、何十メートルに亘って広がる。


マンタ狙いで、ボン島ウエストリッジを2本続けて潜るが、残念ながら姿を見せず。彼らは一体どこへ行ったのか…。

4本目はシミランへ。№9の島、スリーツリーズ。残念ながら、透明度は落ちていたものの、美しいサンゴ礁に濃い魚影は健在。ゆっくりとドリフトしていくと一面に、大型の魚の大群!サバヒーだ!一匹一匹1mはある魚が何百匹も。普段は近寄れない彼らにも2m近くまで大接近。



最終日は、イーストオブエデン&アニタズリーフ。流れは無し。ソフトコーラルの美しい根で癒される。

ちょっと体調を崩されて、2日目午前中潜られなかった方もいらっしゃいましたが、3本目全員潜れて、全員ジンベエに遭遇できて何よりでした。皆さん、おめでとうございます。そして、今回300本記念を迎えれた水野さん、加藤さん、おめでとうございます。これからも元気に楽しくダイビングを続けてください。板さん、毎晩楽しいお話ありがとうございました。今度菖蒲沢で是非潜りましょう。


by higashi

Photo by Mr.Ita-san,Mr.Kato,Mr.Tamura,Mr.Daisuke
Thank you!