イーダイブ☆クルーズ報告 2003年10月~2007年10月

☆ イーダイブがカオラックから発信する タイ・アンダマン海~シミラン&スリン海域クルーズリポートです ☆

魚影の濃さは変わらずバツグン!

2005-02-26 17:35:27 | Weblog
2005年2月26日-3月2日クルーズ報告 BY あき

 最近、カンフーハッスルという映画を見ました。字幕はタイ語、音声は英語、細かいところはよく分からないけどおもしろかったです。☆☆☆☆。あきです、ペコリ。

 今回のクルーズは初日から、ボン、タチャイ、リチェリューロックとずばり大物狙い!結果から申しますと残念でした。
 しかーし、中層の魚影の濃さは相変わらずバツグンでした。この後のダイビングも期待できそう~!

2日目 スリン、砂地はハゼパラダイス。浅場は色とりどりの枝サンゴとスズメダイの楽園。その上透明度もGOOD。
カンムリブダイの行進、出産間近のニシキフウライウオも見られました。
次回のクルーズの時にはハッチアウトしてるかも。スリンを後に再度リチェリューロックへ。タイガーテールシーホース、白いオオモンイザリウオ、トマトクマノミ、アンダマンウバウオ、ニシキフウライウオなど小物をじっくり見れ、中層にはツムブリの群れ、ギンガメアジの渦、バラクーダの編隊、フュージュラーたちの壁と目移りしちゃうほどでした。おまけにコブシメの出産現場にもおじゃま、失礼しました。

3日目 午後はシミラン諸島へ。NO9の島で唯一被害の少なかったThreeTree、流れがあった中、記念ダイブもありました。記念撮影大変でしたね。エレファントヘッドロックではロウニンアジの捕食など迫力あるシーンが見られました。

4日目 アニタズリーフでは砂地に白い草原のようにスパゲティーイールがゆらゆら、斜面のガレ場はいつも挙動不審のジョーフィッシュがキョロキョロ、つられてその横のオーロラパートナーゴビー(エビ付き)もキョロキョロしていました。なに考えてるのかな?ラストダイブはシミランNO1の癒し系ポイントのイーストオブエデンで全てを忘れのんびりできました。

今回のクルーズで100本記念のあまきちゃん、300本記念の山本さん、おめでとうございます。これからも安全に楽しくダイビングやりましょう。



天候:はれ
水温:29℃

初の水中結婚式

2005-02-19 18:06:06 | Weblog
2005年2月19日-23日クルーズ報告 BY カツ

営業再開からはや3クルーズ目!今回はなんと、edive始まって以来のビッグイベント、水中結婚式が決行されましたっ!!!

参加者は新郎新婦ご一行様を含めたゲスト14名にKyo・Aki・Emi・Katsu+Taka・Kazueのスタッフ6名で、総勢20名!今回の報告をさせていただくのは、結婚式を見たことがないのに神父役に抜擢されたスタッフ・カツです!

皆の期待と僕の緊張を乗せて、向かうは結婚式場のスリン諸島!いってきま~す!!!

まずはDIVE#5『Koh Bon/West Ridge』!
キャプテンの「マンタがいるぞ!」の一言を背に皆で元気よくエントリー。北からリッジにむけての~んびりドリフト。が、しかし、ゆっくりと流れるリーフ沿いに突如緊急事態が発生!エダサンゴに群がるアミメフエダイが一斉にリッジに向かって猛ダッシュ!その数、数十匹!こんなの見たことがないっ!しかも、リッジに近づくにつれて、フュージュラーの群れがざわざわと騒ぎ出す!これはマンタどころかジン○●でも出ちゃうんじゃないかという怪しい雰囲気…、の中で待つこと十数分。何も出ない…。まいったなぁ…(泣)。

停滞したムードを破ったのはAkiのバンガーの一撃!青から出てきた黒い物体が皆のそばをゆっくり通過して行く!幸せな瞬間♪と、思ってたら、またバンガーの音、またも黒いのがっ!で、また、バンガー!今度は白か…。んっ、白!?視界に現れたのはなんと、背中に白い彫り物でも入ってるかの如き、白マンタ!渋すぎるっ!まさに至福の瞬間でした!!!



結局現れたマンタは都合4枚!参加者全員がマンタに逢えた最高のダイビングでした!ちなみに、この1本でOW講習が終了のまどかさんも無事マンタをGET!よかったね!

そして、DIVE#8、待望の水中結婚式!会場は『Torinla Reef』!
金色の蝶ネクタイをつけた新郎と参列者が待つ純白の砂地に、ヴェールでおめかしした新婦がゆっくりと登場!神秘的な光景!二人が揃い、ダイビングベルの音を合図に式がスタート!

まずは【誓いの言葉】!スレートに書かれた「永遠の愛を誓いますか?」の問いに、新郎新婦揃って大きなOKサインで返答!あふれる拍手!水中なので聞こえないっ(笑)!!!

次は【指輪交換】!落とさないように慎重にケースから取り、互いの手にそ~っとはめていく。指輪を見つめる新婦の眼差しに、僕も涙がポロリ。父親の気分だなぁ。なんつって。

そして待望の【誓いのキス】!!!皆が見つめる中、レギュレーターを外し、顔を近づける二人!これ以上は、恥ずかしくて書けませんっ!皆様の想像にお任せしますっ(爆)!

でもって、【ブーケ投げ】!友人代表のなぎさちゃんが目をギラギラさせてスタンバイ!新婦の背中越しに投げられたブーケに向かって猛ダッシュするなぎさちゃん!が、しかし、水中なのでブーケが飛ばないっ!失速して落ちる~!やばい!?と思ったら、下から新郎が一生懸命に手で煽いで浮かせてるではないですかっ!見事にキャッチしたなぎさちゃんに皆から拍手の雨!やっぱり聞こえないっ(笑)!

最期は参加者入り乱れての【写真撮影大会】!参加者だけでなく、砂も舞って、辺りは真っ白に!女性陣のパワーに男性陣はただ眺めるだけ。おそるべし。

締めくくりは初めての共同作業ってことで、二人で手をつないでラブラブダイビング!スリンの美しいサンゴ畑に消えていく二人の姿は本当にステキで、その瞬間だけ切取ってしまいたくなりました。

松本さん夫妻!本当におめでとうございました!末永くお幸せに!!!

その後のダイビングはというと、リチェリューは相変わらずの魚影で透明度も良好!ギンガメが河のように流れて、視界を覆いつくすフュージュラーのヴェールに包まれてうっとり!前回見つかった白オオモンとゴーストパイプも健在!ゴーストパイプの♀はハッチアウト寸前でお腹がパンパン!君たちも幸せになっておくれ!そう願いつつ、リチェリューロックを後にしました!

夜はアッパーデッキで結婚祝いのパーティー!テーブルをつなげて輪になって和気あいあい!ケーキをほおばり、シャンパンで乾杯!楽しい夜は長く続き、皆で幸せな時間を過ごせました!

5日間の船旅の間、常に笑顔が耐えないクルーズで、ゲストの皆さん、スタッフ、そして新しい夫婦の2人にとっても、一生の思い出になったのではないでしょうか!

松本さん夫妻、おめでとう!そして、ありがとうございました!!!

久々のタプラム港出航クルーズ

2005-02-11 18:22:20 | Weblog
2005年2月11日-15日クルーズ報告 BY SHOJI

 今回は再スタート後2回目のクルーズ。
ゲスト10名、スタッフはShoji、Higashi、Katsu、Shinya、そして日本から現地の状況をその目で確かめようと飛んできたTakaの総勢15名。

今回はタプラム港からの出港です。当日少し早めにカオラック入りし、ショップを開けて準備。
地元のスーパーで久しぶりにビールやジュースなどのドリンク類を購入。
なんだかドキドキしたっていうか…すごく嬉しかった。スーパーの従業員達も『戻ってきたのか~』『お客が来るのか?』と、喜んでくれた。まだまだ観光客はほとんどいなくひっそりとしたカオラックだけど、僕らがこうしてほんの少しだけど地元で活動できることが、彼らにとってのやる気や元気につながるんだなぁ~と思うと、嬉しくもあり、はやくゲストと共にここで食事をしたり、飲んだり出来る日が来ることを願い、頑張ってきたいと強く思いました。

 バンコクからの最終便のゲストを待ち、今回もシミランから北上してくコースだな~と、ゲストに明日の予定を伝えようとしたときだった。キャプテンが『今日リチェリューでジンベイが出たぞ!』。。。。。『何~、よし初日からリチェリューを攻めよう!』ということで、深夜1時近く船はスリン島へと進路を向けて出港した。プーケット(チャロン)発では考えられないこともカオラック(タプラム)発ならではの魅力の一つだ。

朝1本目はトゥリンラ島で潜った。参加者のほとんどがこのトゥリンラ島のサンゴのダメージを気にしていたので、あえてダメージの大きいところからリーフ全体を流してみた。
正直言ってみんなけっこうショックを受けちゃうのかな~って、思ってたが、上がってきて第一声は『確かに壊れてるとこもあるけど、充分に綺麗だよ!』『良かった~全滅だと思ってたから…』などの嬉しい限りの言葉でした。

2本目、3本目はジンベイ狙いでリチェリューへ。
前日は夕方に遭遇したとのことなので、休憩時間を多めにとり、夕方に照準を合わせた。そして、3本目。緩やかに南から北へ流れてる。透明度は上は抜けてるが下はサーモクラインで濁っている。ギンガメアジの群れ、グルクマの群れなど相変わらず魚影はめちゃめちゃ濃い。これはもしかして~と、いやがおでも期待は高まる。しかし、目を凝らせどもその姿は見えず、耳を澄ませどもバンガーの音は聞こえず、ただ時間だけが過ぎ去っていった。そして残念ながらタイムアップ。明日に期待をかけ、夕日の沈むスリン島へと戻った。

2日目は午前中2本をリチェリューで潜り、タチャイ島へと南下する予定。朝1本目はかなり出そうな雰囲気はあったものの、結局2本とも出遭えなかった。それでもゲストはほとんどダメージのないリチェリューの姿と魚影の濃さ、さらにはオオモンイザリウオやシーホース、ゴーストパイプなどの小物も楽しめ大満足のご様子だった。



3日目はボン島でマンタ狙い!前回のクルーズではエキジット間際に登場だったので今回も嫌な予感がした。案の定1本目をはずし、2本目も安全停止というときだった。。。。
遠くの方からかすかなバンガーの音が…方向を確認し、皆で猛ダッシュ。
『どこだ、どこにいる~』   『いたぁ~』 
目の前から悠然と背中にガンキャノン砲の様なクロコバンをくっつけた4m以上のマンタがゆっくりとこちらに近づいてきた。すでに安全停止中だったのであまりゆっくりとは見れなかったけど、深度も浅く透明度も良かったので十分に皆その姿を目に焼き付け、写真を撮る事が出来た。カツたちのチームもそばにいてどうやら無事に全員が見れたらしい。
やはり、こういう時に困るのは一方のチームが見れて、一方のチームが見れないっていう状況だからね~ しかし…エキジット後リッジの方に1本のオレンジ色の水面フローとが立っていた。マンタは北の方から泳いで来たのであそこでは見れないはず。まさか…
やがて見慣れた赤のBCにブッシャーの一眼マスクをつけたH氏が水面に姿を現した。
エキジット後のH氏のコメントは『見てないよ~』さすがだ、やはりこのような状況で常に我々に話題と笑いを絶やさないH氏。今シーズンまた新たな伝説が始まりそうだ。

最終日はシミラン諸島でのんびりとリラックスダイブ。
今回のクルーズで300本記念のまっつぁん、200本記念のえいかちゃん、おめでとう!
これからも安全に楽しいダイビングを!

天候 : 晴れ
波高 : 0m~0,5m
水温 : 28度
透明度: 5m~10m(トゥリンラ島)
   : 5m~20m(リチェリューロック)
   : 5m~15m(タチャイ島)
   : 12m~40m(ボン島)
   : 12m~20m(シミラン諸島)
※ 全体的にサーモクラインが多い。
潮流 : リチェリューロック、タチャイ島では時間帯により流れ強い。

営業再開クルーズ

2005-02-05 18:53:11 | Weblog
2005年2月5日-9日クルーズ報告 BY SHOJI

営業再開して最初のクルーズはゲスト15名、スタッフはShoji、Aki、Katsu、Emi で行ってきました。
正直言って今シーズンは無理かな…と思った時もありました。また、多くの犠牲者がでたなかでもう少し営業を自粛するべきなのでは…と考えた時もありました。でも、多くの方々からの励ましのお言葉や『早く再開してね。必ず行くから!』といったお言葉が本当に嬉しかったです。こんなにも早くこの日が迎えられたこと、スタッフ一同心より皆様にお礼申し上げます。

今回はプーケットのチャロン港からの出航です。
早朝シミラン諸島に到着すると、例年であれば中国正月に当たるこの時期は多くのクルーズ船が停泊してるはずなのに数隻しかいなくいて、まるで10年前のシミランに戻ったみたいでした。

初日はアニータズリーフ、シャークフィンリーフ、イーストオブエデン。流れもなく、透明度も良くのんびりと癒し系のダイビングでした。特に2本目のシャークフィンリーフでは透明度が30mくらい抜けてて、正月のBS特番で放映された【幻の大陸 スンダランド】をその目で確かめるような感じでした。ダイナミックな地形は、はるか遠い昔にそこに大陸があったかのごとく、奇妙な形の岩が連なり、想像力をかきたててくれます。

2日目はエレファントロック、ボン島、タチャイ島、リチェリューロック。大物を期待してのダイビング。3本目のタチャイ島は大当たりで、レオパードシャーク、カスミアジ&ロウニンアジのアタック、ツムブリの群れ、ツバメウオの群れ、そしてバラクーダの大群。今までに見たことのないその大群は岩盤の上で1000匹以上が大きな渦を巻いていました。



3日目はトゥリンラ島、リチェリューロック、そしてタチャイ島でナイト。
トゥリンラ島は1回目の調査クルーズ以来、約1ヶ月ぶりに潜りました。ダメージを受けたリーフ全体の約30%のサンゴはすでに藻が付き始めて黒く変色してしまっていたり、細かいサンゴの欠片などが沖合いの水底に散らばっていました。しかし一部では根本がぐらぐらだったサンゴがしっかりと根付いていたり、折れたサンゴや傾いたサンゴが死なずに育っているように感じられるところもありました。リチェリューロックは透明度はさほど良くなかったけど、魚影はめちゃめちゃ濃かったです。ジャイアントフュージュラーの壁、ギンガメアジの壁、クロヒラアジの群れ、マテアジの群れ、イケカツオの群れ、スマガツオの群れ、グルクマの群れ、フュージュラーのカーテンに突っ込むサワラ、ツムブリ、カスミアジ。まさにあとは奴の登場を残すのみといった感じでした。(残念ながら出ませんでしたが)

最終日はタチャイ島、ボン島。最終ダイブの締めはやはりマンタ!…って思って全員で中層を50分間流しましたが残念ながら出遭えず…と、諦めてエキジットをしてる最中でした。
『マンタ!マンタ!』とエミが叫び、慌てて下を見ると水深20mくらいのところを大きなマンタがゆっくりとリッジの方に向かって泳いでるじゃないですか~
既にエキジットしてしまいほとんどの方が見れなかったけど、とりあへずマンタいたよ。
ってことで幕を閉じた念願の再クルーズでした。

打ち上げは総勢20名以上で懐かしの?パトンのタイスキ屋で大いに盛り上がり、そのままパトンのBARへと流れ込み深夜まで皆さんと一緒に飲み、語り、ゲームをしたりと楽しみました。BARの従業員も『こんなに大勢で来てくれて、本当にありがとう!』って、喜んでくれたことが、嬉しく思うと同時に、早くカオラックへ戻り同じ言葉を聞きたいっていう気持ちで胸がいっぱいになった最後の夜でした。

今回このような状況の中、ご参加頂きました皆様にあらためて心から御礼を申し上げます。
『次回は絶対にカオラックでね!』を合言葉に、これからもスタッフ一同皆様に楽しんで頂けるようなサービスを目指して頑張っていきます。

天候:晴れ(ピーカン)
風 :北東(微風)
波高:1m(ポイントによりうねりあり)
透明度:シミラン諸島 20m~30m
   :ボン島 20m(サーモクラインあり)
   :タチャイ島 20m~30m
   :リチェリューロック 15m(サーモクラインあり)
   :スリン諸島 15m
潮流 :リチェリューロック、タチャイ島以外はほとんど流れなし。