<2006年4月22日~26日クルーズ報告 BY HIGASHI>
いよいよシーズンも残り少し。そろそろ風が吹き、波も出てくるかなと思ったが、まだまだ快晴。海もベタ凪。なんとかこのまま終わって欲しいもの。例年この4月後半のクルーズは、お客さんも少ないはずだが、今回は有難い事に17名もの方に参加いただく。スタッフは、キョウ、アキ、エミ、ヒガシ、そして今回もまたまたediveの看板娘(?)カズエさんの大登場!
後半天候が崩れることを心配して、穏やかなうちにスリンまで北上(後にこれが大正解となったのだが)。
スリンの海は、青かった。20mは抜けていただろうか。水中奥深くまで降り注ぐ眩しい太陽光線に、根に群がるスカシテンジクダイがキラキラと反射して眩しい。目の前を何百という数の青いフュージラーたちが横切る。今日も砂地ではハゼたちが元気に捕食中。
水面休息の間に、今回は管理事務所のあるビーチに上陸。実は僕がここに上陸するのは、初めてなのだが…。美しい…。透き通った海に、真っ白な砂地。そして緑豊かな山々が取り囲む。遠くから響き渡る鳥の鳴き声、モーケン族の女性が地面を掃く音…。それら以外は聞こえてこない静けさ。神秘的な楽園といっても過言ではないだろう。
2本目は、スリンの離れ根のヒンペーで潜る。いつもと進路を変えてみると、マッコスカーズラスがいる。それも何百という単位で!ニューフラッシャー畑の発見!色鮮やかなその鰭を広げる至るところで求愛が繰り返される。
3本目、リチェリューロックへ向かう途中で、船のホーンが鳴り響く。マンタ発見!それも背中の模様がほとんど真っ白。ホワイトマンタだ!!こいつは珍しい。船の下を延々とグルグル回り続ける。海に飛び込み、スノーケリングだ。1mにも満たない子供のマンタも2匹一緒に泳いでいる。これは模様が全くなく背中は黒い。
リチェリューは、魚影は少なくなった感だが、結構抜けている。ギンガメやバラクーダーの群れもいれば、グルクマの群れもいる。フリソデエビもいれば、ゴーストパイプフィッシュもいる。残念ながらジンベエはいなかったが、相変わらず魅力に満ちた海である。
翌日のスリンでは、砂地のマクロ生物を観察中に、カンムリブダイの群れに遭遇!目の前まで来た。迫力満点。光に映える美しいサンゴ礁を流していけば、アカククリの大群にも遭遇。
今回このクルーズで最高のダイビングだったのは、3日目朝のタチャイ島。20mは抜ける透明度。深場に深度をとると、トラフザメ発見!そしてその上を見上げるとバラクーダーの大群だ!それも渦を巻いている。その渦は、グルグルと直径10m以上の大きなドーナツ状になる。その真ん中にはトラフザメ。移動するとまた違うトラフザメも発見。そして進路を岩盤の上へ向かうとマンタだ!4m近くの大きなマンタが我々の間近まで大接近!
そしてその近くにはツバメウオ300匹の大きな壁!その壁にマンタが突進する。右を見ると、もう一匹のマンタも発見!今度は2匹のマンタが岩盤の上で交差する。岩盤の上で延々と繰り広げられる2匹のマンタの飛行ショー。
2本目はボン島へ向かうが結構波が立ってきた。ウエストリッジにはマンタがいるとのことであったが、急遽ポイントを水面が穏やかなボン島ノースへ変更。が、それが吉と出た。透明度もいい。潜行してしばらくするとマンタが登場した。すぐに行き去っていったが、しばらくするとまた別のマンタも登場。その後は、美しいサンゴの下の砂地や枯れ場でマクロウォッチング。珍しいウミウシも発見。
ダイビング後半、あっちゃんのホーンが鳴る。えっ、なになに!?小さな岩の下を覗いてみると、おおっ!フリソデエビだ!ボン島で初めて見たフリソデエビ。美しい。それも結構大きい。近くには切れかけのヒトデがあったが、それを切ろうとしていたのだろうか。
天候が荒れてきたので、シミランは、島影のポイントとなるスリーツリーズ、ビーコンリーフ、そしてアキ命名のマイルドセブン(?ウォールとディープシックスの中間)。残念ながらアニタやエレファントは潜れなかったが、それぞれのポイントは透明度もよく、最後はリラックスして癒し系のダイビングを楽しむ。
最後港への帰りはかなりの荒波…。多くのゲスト(スタッフも?)ダウン。が、その中でも楽しく宴会を続けられた小平からの皆さん!その逞しさに尊敬いたします…。
今回のクルーズで誕生日を迎えられた、米内さん、ミユキさん、そして100本のダイビングとなったタガタさん、200本目を迎えられたシゲさん、そして400本目のまっつあ~ん!本当におめでとうございます!
Report by higashi
Photo by Mr. Atsushi
いよいよシーズンも残り少し。そろそろ風が吹き、波も出てくるかなと思ったが、まだまだ快晴。海もベタ凪。なんとかこのまま終わって欲しいもの。例年この4月後半のクルーズは、お客さんも少ないはずだが、今回は有難い事に17名もの方に参加いただく。スタッフは、キョウ、アキ、エミ、ヒガシ、そして今回もまたまたediveの看板娘(?)カズエさんの大登場!
後半天候が崩れることを心配して、穏やかなうちにスリンまで北上(後にこれが大正解となったのだが)。
スリンの海は、青かった。20mは抜けていただろうか。水中奥深くまで降り注ぐ眩しい太陽光線に、根に群がるスカシテンジクダイがキラキラと反射して眩しい。目の前を何百という数の青いフュージラーたちが横切る。今日も砂地ではハゼたちが元気に捕食中。
水面休息の間に、今回は管理事務所のあるビーチに上陸。実は僕がここに上陸するのは、初めてなのだが…。美しい…。透き通った海に、真っ白な砂地。そして緑豊かな山々が取り囲む。遠くから響き渡る鳥の鳴き声、モーケン族の女性が地面を掃く音…。それら以外は聞こえてこない静けさ。神秘的な楽園といっても過言ではないだろう。
2本目は、スリンの離れ根のヒンペーで潜る。いつもと進路を変えてみると、マッコスカーズラスがいる。それも何百という単位で!ニューフラッシャー畑の発見!色鮮やかなその鰭を広げる至るところで求愛が繰り返される。
3本目、リチェリューロックへ向かう途中で、船のホーンが鳴り響く。マンタ発見!それも背中の模様がほとんど真っ白。ホワイトマンタだ!!こいつは珍しい。船の下を延々とグルグル回り続ける。海に飛び込み、スノーケリングだ。1mにも満たない子供のマンタも2匹一緒に泳いでいる。これは模様が全くなく背中は黒い。
リチェリューは、魚影は少なくなった感だが、結構抜けている。ギンガメやバラクーダーの群れもいれば、グルクマの群れもいる。フリソデエビもいれば、ゴーストパイプフィッシュもいる。残念ながらジンベエはいなかったが、相変わらず魅力に満ちた海である。
翌日のスリンでは、砂地のマクロ生物を観察中に、カンムリブダイの群れに遭遇!目の前まで来た。迫力満点。光に映える美しいサンゴ礁を流していけば、アカククリの大群にも遭遇。
今回このクルーズで最高のダイビングだったのは、3日目朝のタチャイ島。20mは抜ける透明度。深場に深度をとると、トラフザメ発見!そしてその上を見上げるとバラクーダーの大群だ!それも渦を巻いている。その渦は、グルグルと直径10m以上の大きなドーナツ状になる。その真ん中にはトラフザメ。移動するとまた違うトラフザメも発見。そして進路を岩盤の上へ向かうとマンタだ!4m近くの大きなマンタが我々の間近まで大接近!
そしてその近くにはツバメウオ300匹の大きな壁!その壁にマンタが突進する。右を見ると、もう一匹のマンタも発見!今度は2匹のマンタが岩盤の上で交差する。岩盤の上で延々と繰り広げられる2匹のマンタの飛行ショー。
2本目はボン島へ向かうが結構波が立ってきた。ウエストリッジにはマンタがいるとのことであったが、急遽ポイントを水面が穏やかなボン島ノースへ変更。が、それが吉と出た。透明度もいい。潜行してしばらくするとマンタが登場した。すぐに行き去っていったが、しばらくするとまた別のマンタも登場。その後は、美しいサンゴの下の砂地や枯れ場でマクロウォッチング。珍しいウミウシも発見。
ダイビング後半、あっちゃんのホーンが鳴る。えっ、なになに!?小さな岩の下を覗いてみると、おおっ!フリソデエビだ!ボン島で初めて見たフリソデエビ。美しい。それも結構大きい。近くには切れかけのヒトデがあったが、それを切ろうとしていたのだろうか。
天候が荒れてきたので、シミランは、島影のポイントとなるスリーツリーズ、ビーコンリーフ、そしてアキ命名のマイルドセブン(?ウォールとディープシックスの中間)。残念ながらアニタやエレファントは潜れなかったが、それぞれのポイントは透明度もよく、最後はリラックスして癒し系のダイビングを楽しむ。
最後港への帰りはかなりの荒波…。多くのゲスト(スタッフも?)ダウン。が、その中でも楽しく宴会を続けられた小平からの皆さん!その逞しさに尊敬いたします…。
今回のクルーズで誕生日を迎えられた、米内さん、ミユキさん、そして100本のダイビングとなったタガタさん、200本目を迎えられたシゲさん、そして400本目のまっつあ~ん!本当におめでとうございます!
Report by higashi
Photo by Mr. Atsushi