ロッカールーム

芸人・エディーのオフィシャルサイト『GOODJOB』の闘う日記、その名も「ロッカールーム」。14年秋からコチラに引越し。

芝居の為のパントマイム

2013-01-17 23:39:05 | パントマイム

 1月17日(木) 対戦相手:テーマ

 二子玉川

 

 

 

Invisible_glass
 東急セミナーBE二子玉川でのパントマイムの先生です。生徒の皆様、本年もよろしくお願いします。2013年、最初のクールのレッスンはテーマを

 

 

 

 壁

 

 

 

 にしてみました。パントマイムでは『壁に始まり壁に終わる』という言葉があるくらい、基本の基本でして、簡単そうで奥が深い。そして何時までも自分の前に、文字通り立ち塞がるテーマなのです。皆さん、年末の発表会を越えて作品作りも出来るようになりましたが、まず今日の最初のレッスンは胸の前で掌を

 

 

 

 ペタ。

 

 

 

 ひたすらこれの繰り返し。地味でしょ?でもすごく大事な事ですので、丁寧に、大事に壁を作ります。ポイントは、ペタの瞬間、親指の付け根のお肉の部分と小指から下に下がるお肉の部分、ここを同時にピンと張る。

 

 

 

 ただそれだけ。

 

 

 

 ここをしっかりと張ると綺麗に見えるのです。これをたっぷりやりましたら今度は真逆の壁の作り方。手のひらは最終的には張るのですが、指から壁を作るやり方です。普段、ガラス戸を触る時って手のひらからというよりも指から触りに行くでしょ。だから、大きく分けると最初にやった方は

 

 パントマイムのためのパントマイム。

 

 今やってる指からのは芝居の為のパントマイムと言えるでしょう。どっちも大事なんですが、次回の発表会の為に細かい芝居部分のスキルアップも見越してのレッスンです。

 

 

 

 

 表現者の方、こんなレッスンいかがっすか?

 

 

 

 続いてお題。

 

 歩く。見えないガラスにぶつかる。見るけど何も見えない。手を出す。右手の指先が何かに触れる。不思議に思って手を押し付ける。これは何だろう?左手も指先が何かに触れる。何かある、見えないけど確実に存在しているのです。何度か触れてみたら、そこにハァーっと息をかけて、指で自分の名前を書く。そして腕でその名前を消す。

 

 

 

 左の手の平で作ってる壁と同じ距離のところに右手の指で書けるか?そして腕で消せるか?がテクニックとしてのポイントですが、『ペタ。』でなく作ると見る人は手ではなくて演じてる人の表情などを見るんです。逆にいうと手が邪魔しないんですね。

 

 

 

 高等な表現方法でしょ。

 

 

 

 あくまで芝居にためのパントマイムですからね。はい、この次は、またパントマイムの為のパントマイムのレッスンに戻ります。壁をつくっての横移動ですね。この時の歩き方は普段の生活ではやらない特殊な歩き方なのです。だからひたすらこの歩き方だけをレッスン。

 

 

 

 面白い事なんかなーんにもないよ、ただ地味な作業の繰り返しですもん。

 

 

 

 続いて壁を作りながらの横移動で、肩が壁にぶつかります。その時の細かい表現、具体的には『慣性の法則』ですね。それも細かく分析して理論的にお教えします。重心移動がカギですよ。最後は時間が足りなくなりながらも発表してもらったんがお題は

 

 

 

 お餅。

 

 

 

 焼きたてのお餅をフゥフゥ言いながら食べる。すると少しだけ身体が膨らむ。 次の一口でまた膨らむ。最後の一口で身体はパンパンに膨張。でもどこかに穴が開いていて「プシュ~。」という音と共にしぼんでいく。これは時間が足りなくて全員で発表にしましたが、来週もう一回やりましょうね。細かい演技部分も更にスキルアップさせて、再演決定っ!

 

 

 

 それにしてもこのお正月はお餅ひとつも食べてないなぁ。

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