雷座の部屋

私の思っている事、思い出などの部屋です。

ロードショー公開されなかった映画

2010-09-02 23:04:27 | 映画
今TSUTAYAで「100人の映画通が選んだ本当に面白い映画。」
というキャンペーンをやっている。


ロードショー公開からだいたいDVDになるのは半年後ぐらいだった
のにね、最近は「アバター」のようにまだ公開中なのにDVD化され
レンタルされちゃう場合も出て来た。
ちょっと早いよね。

まあ新作だけに頼っているとね、ヒット作が出ないと「レンタル店も
ダメになる」ってんじゃね、右肩下がりにはなるよね。

そこで旧作の掘り起こしキャンペーンなんだろうけど、「返金保証」
ってぇ~のはずいぶんと思いきった事をしたよね。

「この1本」になっている「ジャガーノート」という作品だけど、
【『ジャガーノート』が面白くなかったら返金します】
って。
でもこれぐらい思いきったことをやらないと、今の時代なかなかね、
旧作はレンタルしてくれないんだろうね。
あっ、ちなみにこの返金保証キャンペーンは先月の29日で終了している
ようです。

さてこの中の作品で「ブラック・サンデー」という作品がある。
1977年度の作品。

ジョン・フランケンハイマー監督作品。
主演は当時「スティング」や「ジョーズ」などの大ヒット作に出ていた
ロバート・ショー。
期待の大型作品でした。

東京だと確か日比谷の「有楽座」でロードショー公開の予定だったかしら。
でも…

試写会などで観た一部の人を除いてね、この作品を日本の映画館で銀幕に
映された映画を観た人はいないはず。

これ、テロ予告があり、上映を断念した映画なんですね。
「上映したら映画館を爆破するぞ」って、テロ予告があったんですね。
まあ観客の安全の事を考えたらね、リスクを侵しても上映、っていう訳に
はね、いかないよね。

「お蔵入り」で幻の映画になってしまった。
確か当時のキネマ旬報のベスト10の選考委員をしている評論家の中には
「この作品をベスト10に入れられないのなら選考委員を辞退する」
なんて人もいたんじゃなかったかしら。

私は試写会には行ってないので、レンタルビデオになった時点で借りて
自宅のテレビで観た。

これは面白い!!

本当にこれは映画館で上映されずに、もったいない映画だったね。


今映画は気軽に、いつでも自宅のテレビやパソコンで鑑賞できるけど、
大きな劇場のスクリーンで観ることは困難になっちゃった。
ロードショーを見逃すともう劇場のスクリーンで鑑賞する事ってまず
出来ない。
以前はね、2番館、3番館とか名画座があったからね、ロードショー公開
が終わった後でも劇場で鑑賞する事は可能だったんだよね。
名作ならリバイバル・ロードショーとかね。

なんかね、こんなに面白い映画をスクリーンで鑑賞、って訳にはいかない
のかしらね。

TSUTAYAさんもせっかくこんなね「知られざる名作発掘」のキャン
ペーンをやってるのだから、この22タイトルの中から一番レンタル率の
高かった作品を「劇場で上映します」なんて企画やらないかしら。
ワンナイトだけでもOKなんだけど…

まあ経費や権利関係など問題はたくさんあるんだろうけど、映画ファン
の裾野を広げることは後にお店にも還元されるようになると思うんだけ
どね。


ま、「戯言」です。


allcinemaブラック・サンデー

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ブラックサンデーいいですよね (P-Sonic{s})
2010-09-03 02:16:05
私もレンタルビデオ店にはよくいきますし、学生時代は地元のコアなビデオ屋でバイトしてました。

「ブラックサンデー」は大好きな映画です。俳優さんもシブい所で豪華、いい雰囲気ですなー

テレ東の午後のロードショー的な。

新宿のツタヤはビデオやレアな映画のソースを残しておいてくれてるんで、よく行くのですが、だいたい貸し出し中。(私と同じような映画マニアが集結してるのだなと勝手に妄想して嬉しくもありますが…)「マッドボンバー」というB級映画(もちろんVHSのみ廃盤)に「みつかりました!」のコメントシールが貼ってあったのはウケました。「エクスターミネーター」(ヴァイオレンス映画、DVDは高く、中古はプレミア付いてるので)を借りるのにも苦労しました。いつ行っても貸し出し中で。

むかし深夜や昼間、ゴールデンタイムに映画番組が豊富だった頃、観てたり、一生懸命デッキと格闘して録画予約してたものもYouTubeやニコ動で簡単に観れてしまうのは、懐かしい反面、なんだか寂しいです…

ちなみにジャガーノートはスルーしました(笑)
返信する
レンタルビデオがあって良かった (雷座)
2010-09-03 21:39:24
いいでしょ
「ブラック・サンデー」

レンタル・ビデオの時代が来なかったら、日本では永遠に観ることが出来ない「幻の映画」になってましたよね。

本当にね、主演の俳優さんたちもヘストンやニューマン、マックイーンやイーストウッドじゃなくて、ロバート・ショーにブルース・ダーンだものね。
シブいですね。


で、シブいと言えばB級作品「マッドバンボー」。
いや~、ホントにシブい作品をよくご存じで。
私、この作品をロードショーで鑑賞しております。
なんせ、主役がチャック・コナーズですから。
共演がネヴィル・ブランドですから。
これぞ、、まさに
【テレ東の午後のロードショー的】
作品にピッタリとはまる映画、って感じでしょうか


私も昔はテレビ放映の映画録画をよくしましたが、今じゃ気軽にDVDをレンタル出来るようになった、録画ってたま~にしか、しないし、しても観ないで消去って事もあるしなぁ~

「気軽にいつでも、どこでも」ってぇ~のは、良い事もある反面、希少価値の減少にもなるって面もあるんだよね~
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。