映画「タクシードライバー」

録画しておいたものをテレビにて鑑賞。


休みの前日という事もあり、酒を飲んでいた。
１０時半。
寝る前にちょっとだけ録画しておいた映画でも見るか、って事で
「タクシードライバー」を見る事に。
まあ、冒頭の部分だけみたら寝よう、って思っていたんだけど、
名作は最後まで観させてしまうよね。


日本でロードショー公開されたのは１９７６年９月。
私が観たのは翌年の事。
この名作を見逃していた。
７６年度のキネマ旬報の表彰式。
東商ホールだったかしら。
そこで邦画・洋画のベストテンの１位を上映。
その時「タクシードライバー」を観ている。
（邦画は「青春の殺人者」）

もう３５年前なんだね、鑑賞したのは。
だいたいのストーリーは覚えていたんだけど、やはりかなり忘れてし
まっている部分は多い。
特にラスト。
ジョディ・フォスター救出作戦。
トラヴィスは死んだ、って思っていた。
違ったなぁ～
そうか、英雄になってしまうんだ。
そしてもう一度、シビル・シェパードに会うんだね。

「タクシードライバー」の後に製作された日本映画「さらば映画の友よ/イン
ディアン・サマー」の川谷拓三とどうも少し混同して覚えていたようだ。

少女売春婦アイリス役のジョディ・フォスター。
映画の中では１２歳だが、実際でも１３歳だったという。
ロリではないけど、十分「女」だよね。

音楽。
あのサックスが奏でるテーマ曲。
オープニング・シーンだけかと思っていたら、全編に流れていた。
これが、この映画を素晴らしいものにしているひとつの要因になっているね。
夜の街、都会。
喧噪の中での孤独。
この映画音楽はやはり秀逸。

映画評論家の人だったか、あのトラヴィスがデートで映画に誘うシーン。
一般的に考えれば、最初に彼女と行くデートに「ポルノ映画」はありえない
選択。だが、その評論家によれば、トラヴィスにとってあれは最上級のおもて
なし、だったようだ。
よく覚えていないのだが、それは「ベトナム帰還兵」という事なのかそれとも
「タクシードライバー」という事なのか、あるいは「負け犬たち」という意味
なのか…


３５年ぶりに観た「タクシードライバー」は、やはり素晴らしい作品でした。






Ｙａｈｏｏ！映画タクシードライバー



雷座の部屋
さらば映画の友よ/インディアン・サマー
２００５年８月