イエローの個人の意志=自我(エゴ)
この自我は、日常的に自分が自分と感じているものです。
ごく当たり前のようですが、人の心というものは、自分が日常、当たり前と感じている部分だけではなく、普段あまり感じていない部分があります。これが無意識です。
たとえば、世間的に、とても幸せに暮らしている人が、ココロのどこかになんとなく不安があり、本当の満足感が感じられない。いつもなにやらモヤモヤしたり、イライラいたりしてしまう。そして、他人の目がやたらと気になってしまう。
世間的には、成功しているはずなのに、どこかでむなしさを感じてしまう。
そしてそういう人は、自分の成功をやたらに自慢したり、ほめられたり評価されたがる。
人から賞賛を浴びることで、自分のむなしさを埋めようとするのです。
そういう不安は、実は「自己」が、この人生は本当の自分ではないと訴えているのです。
自己(セルフ)は、その人にとっての人生の目的=私は何のためにうまれてきたのかという回答を持っています。
自我は意識の領域を支え、自己は心のすべてを支えています。
自己がどっしりと心の中心にいてそれとつながっていれば、人のこころは究極の安定の中にいます=平和。
そうすれば、病や不安からも開放され、本当の穏やかさ、心の平和を得ることが出来ます。
だからと言って、自己だけでいいかと言うと、そうではありません。
自我がしっかりしてくれないと、自己肥大化し、自分は万能であると傲慢になり、自分の現実を見ることが出来なくなります。
次へ続く・・・
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