【ストーリー】※最初から最後までネタバレしています。
触れたものを凍らせる魔力を持つエルサは
その力で妹アナを傷つけてしまった事により、城の部屋に閉じこもって暮らしてきた。
やがて成長したエルサは女王の座に就くこととなり
戴冠式の日、人々の前に姿を現すが
ふとしたきっかけで力が暴走。
王国を真冬の世界に変えてしまう。
Let It Go~♪Let It Go~♪が延々と頭の中で流れ続ける病気になってしまう事間違いなし。
「とびら開けて」や「生まれてはじめて」も「Let It Go」と同じくらい中毒性が高いと思われる
名曲揃いのアナ雪
ちなみに吹き替えキャスト
日米とも美女が起用されている模様
姉妹はいつも一緒に遊んでいたが
この日エルサの魔法が運悪くアナに当たってしまう。
何とか一命を取り留めたアナだったが魔法の記憶を全て消されてしまい
魔法は危険だと判断した両親にエルサは隔離されてしまう。
魔法ちゃんと操れてるじゃん!何で隔離?
諸悪の根源である両親が他界した後は幽閉生活を解除され
ついに戴冠式の日を迎えるエルサ
並々ならぬ覚悟で挑んだ戴冠式だったが
妹のアナはそんなエルサの思いなど露知らず男とランデブー☆
一緒に歌って踊って抱っこされたり手を握ったり
お姫様とは思えないはっちゃけぶり☆
挙句には手でハートマーク作って
はい、婚約しましたー!
本当でした
姉の戴冠式の日に何してんだよ…
エルサ「許しません」
アナ 「は?何で?」
エルサ「その日会ったばかりの人と結婚とか許せるはずないでしょ」
アナ 「愛さえあれば無問題!」
こうなったら暖簾に腕押し、豆腐に鎹ってもんで何言っても通じない。
しかし食い下がる妹
興奮したアナは、ついにエルサの魔法を抑えていた手袋を取ってしまい
エルサは周囲に魔女だとバレてしまう。
姉は戴冠式の日に城を去り、雪山へと姿を消す。
おいおいおい!
委ねちゃったよ!婚約者に!
しかも女一人で雪山を捜索って無理だろ
と思いきや
新しい男!クリストフ登場!
彼の協力を得て百人力のアナ
更に雪だるまのオラフまでパーティーに加わり、ドラクエ的要素を見せ始めるディズニー映画。
一方姉のエルサはというと
一人、雪山で大熱唱
あ、そういう感じですか。そういうのが趣味だったんだ、お姉ちゃん
という事で着たい服を着て、住みたい場所に住み、ひきこもり生活を謳歌するエルサ
そこへ妹アナ登場!
「男関係で揉めてこうなったから、あなた達はここで待ってて!」
と言って男と雪だるまを外で待機させ一人で乗り込むアナ。
いやぁ~凄いな、ディズニープリンセスも変わったなぁ
ひきこもる気マンマンの姉に
故郷が真冬の国へと変化してしまった事を告げるアナ
ここでエルサの魔法の力が暴走してしまい氷がアナの心へダイレクトアタック!!!
すぐさま新しいボーイフレンド&その他が駆けつける
怒ったエルサに追い出される御一行。
それだけならまだしもこんな怪物にまで襲われる始末
そんなピンチもプリンセス御一行にかかれば素晴らしい冒険活劇に
と思ったら先ほどのダイレクトアタックのせいでアナの命が危機的状況に侵されている事が判明!
心に刺さった氷を溶くには真実の愛が必要!
そう!ディズニー名物、王子様とお姫様のキッスで魔法を解くのだ
って事でクリストフに婚約者ハンスの元へ送ってもらう
人目も憚らず、この始末
「二人きりにしてあげましょ!」と周囲が慌てるシーンは必見!
そして二人きりになった途端
本性キタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━!!
って事でアナはキスはおろか極寒の部屋で放置されてしまうのだった。
ハンスは姉のエルサにも魔の手を伸ばし、城の牢で監禁
姉妹二人を亡き者にし、国を乗っ取る作戦だったのだ。
助けに来てくれるはずの王子が悪者だったわけで、この映画どうなっちゃうの?と思いきや
二人とも自力で逃げ出し
姉はまたもやヒキコモリ環境へ帰ろうとするし
妹はクリストフに真実の愛を求め彷徨う
そうこうしている内にハンスが!
うしろー!うしろー!
そこへアナが駆けつけ、エルサを守ると同時に氷になってしまうのだった。
アナは自分の命と引き換えにエルサを守り
真実の愛を手に入れる。
エルサは妹の行動から愛を学び、魔法を操れるようになる。
そしてお決まりの大団円
最初っから愛情たっぷりにエルサを育てていたら
雪の女王にならずにすんだのでは?という疑問は置いといて
姉妹でWヒロインというディズニーにとって画期的な本作。
姉エルサはネガティブなひきこもりヒロイン
妹アナはポジティブな活発ヒロイン
まるで光と影の様な相反する二人のプリンセスは相乗効果によって
今までのディズニープリンセスには無い魅力が引き出されている。
元祖ディズニープリンセスである白雪姫は、その容姿こそ可憐で惹きつけられるものはあるが
肝心な彼女の内側というものが見えてこず、常に受動的。
物語も彼女の意思では進まずにストーリーありきで
ヒロインはその付属品のようなポジションなのだ。
王子と結ばれるエンディングも一抹の不安が残る
白雪姫はお城で自分の意見を言えるだろうか?第二婦人、第三婦人が出てきて泣かされないだろうか?
史実でも後ろ盾の無い妃は肩身の狭い思いをしている場合が多い
しかし「アナと雪の女王」ではヒロインの活躍によってストーリーが進められる。
ヒロインが行動しなければ次のチャプターには切り替わらない
能動的ヒロインの完成形がエルサ&アナと言えるかもしれない。
今後二人で国を仕切っていく様が容易に想像できるハッピーエンドはとても気持ちが良い。
ディズニーも女性の社会進出に合わせて大人しい理想のヒロイン像から
自らが道を切り開くヒーロー的ヒロインに変化させてきた
ここの切り替えは良いんだけど
アナの性格がラプンツェルと被ってるのは気になる。
そしてそのアナ役の神田沙也加とラプンツェル役のしょこたん
この両者のキャラクターまで被っている。
本題とは大分ズレたが、今後注目して行きたい二人である。
ライオンキングも、もろに引きこもりから復活する話じゃん!
あなたはまずノートルダムを見なさい。