人生崖っぷち・磐石映画 (基本ネタバレ有)

崖っぷちな人間を見てホっとしよう!という趣旨のブログ
人生磐石な人間も一応取り上げてます。

アナと雪の女王 人生磐石度1000%  ~ヒーロー的ヒロインの誕生~

2014年06月10日 01時56分15秒 | 人生磐石映画


【ストーリー】※最初から最後までネタバレしています。 

触れたものを凍らせる魔力を持つエルサは
その力で妹アナを傷つけてしまった事により、城の部屋に閉じこもって暮らしてきた。

やがて成長したエルサは女王の座に就くこととなり
戴冠式の日、人々の前に姿を現すが
ふとしたきっかけで力が暴走。
王国を真冬の世界に変えてしまう。



Let It Go~♪Let It Go~♪が延々と頭の中で流れ続ける病気になってしまう事間違いなし。
「とびら開けて」や「生まれてはじめて」も「Let It Go」と同じくらい中毒性が高いと思われる
名曲揃いのアナ雪


ちなみに吹き替えキャスト



日米とも美女が起用されている模様



姉妹はいつも一緒に遊んでいたが
この日エルサの魔法が運悪くアナに当たってしまう。

何とか一命を取り留めたアナだったが魔法の記憶を全て消されてしまい
魔法は危険だと判断した両親にエルサは隔離されてしまう。


魔法ちゃんと操れてるじゃん!何で隔離?


諸悪の根源である両親が他界した後は幽閉生活を解除され
ついに戴冠式の日を迎えるエルサ

並々ならぬ覚悟で挑んだ戴冠式だったが
妹のアナはそんなエルサの思いなど露知らず男とランデブー☆



一緒に歌って踊って抱っこされたり手を握ったり
お姫様とは思えないはっちゃけぶり☆
挙句には手でハートマーク作って


はい、婚約しましたー! 


本当でした

姉の戴冠式の日に何してんだよ…

エルサ「許しません」
アナ 「は?何で?」
エルサ「その日会ったばかりの人と結婚とか許せるはずないでしょ」
アナ 「愛さえあれば無問題!」

こうなったら暖簾に腕押し、豆腐に鎹ってもんで何言っても通じない。
しかし食い下がる妹

興奮したアナは、ついにエルサの魔法を抑えていた手袋を取ってしまい
エルサは周囲に魔女だとバレてしまう。
姉は戴冠式の日に城を去り、雪山へと姿を消す。



おいおいおい!
委ねちゃったよ!婚約者に!

しかも女一人で雪山を捜索って無理だろ
と思いきや

新しい男!クリストフ登場!
彼の協力を得て百人力のアナ



更に雪だるまのオラフまでパーティーに加わり、ドラクエ的要素を見せ始めるディズニー映画。
一方姉のエルサはというと

一人、雪山で大熱唱










あ、そういう感じですか。そういうのが趣味だったんだ、お姉ちゃん
という事で着たい服を着て、住みたい場所に住み、ひきこもり生活を謳歌するエルサ


そこへ妹アナ登場!




「男関係で揉めてこうなったから、あなた達はここで待ってて!」
と言って男と雪だるまを外で待機させ一人で乗り込むアナ。
いやぁ~凄いな、ディズニープリンセスも変わったなぁ



ひきこもる気マンマンの姉に
故郷が真冬の国へと変化してしまった事を告げるアナ



ここでエルサの魔法の力が暴走してしまい氷がアナの心へダイレクトアタック!!!
すぐさま新しいボーイフレンド&その他が駆けつける




怒ったエルサに追い出される御一行。
それだけならまだしもこんな怪物にまで襲われる始末


そんなピンチもプリンセス御一行にかかれば素晴らしい冒険活劇に



と思ったら先ほどのダイレクトアタックのせいでアナの命が危機的状況に侵されている事が判明!
心に刺さった氷を溶くには真実の愛が必要!
そう!ディズニー名物、王子様とお姫様のキッスで魔法を解くのだ



って事でクリストフに婚約者ハンスの元へ送ってもらう


人目も憚らず、この始末
「二人きりにしてあげましょ!」と周囲が慌てるシーンは必見!
そして二人きりになった途端


本性キタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━!!

って事でアナはキスはおろか極寒の部屋で放置されてしまうのだった。
ハンスは姉のエルサにも魔の手を伸ばし、城の牢で監禁


姉妹二人を亡き者にし、国を乗っ取る作戦だったのだ。
助けに来てくれるはずの王子が悪者だったわけで、この映画どうなっちゃうの?と思いきや
二人とも自力で逃げ出し

姉はまたもやヒキコモリ環境へ帰ろうとするし
妹はクリストフに真実の愛を求め彷徨う


そうこうしている内にハンスが!
うしろー!うしろー!

そこへアナが駆けつけ、エルサを守ると同時に氷になってしまうのだった。




アナは自分の命と引き換えにエルサを守り
真実の愛を手に入れる。
エルサは妹の行動から愛を学び、魔法を操れるようになる。




そしてお決まりの大団円





最初っから愛情たっぷりにエルサを育てていたら
雪の女王にならずにすんだのでは?という疑問は置いといて

姉妹でWヒロインというディズニーにとって画期的な本作。

姉エルサはネガティブなひきこもりヒロイン
妹アナはポジティブな活発ヒロイン
まるで光と影の様な相反する二人のプリンセスは相乗効果によって
今までのディズニープリンセスには無い魅力が引き出されている。

元祖ディズニープリンセスである白雪姫は、その容姿こそ可憐で惹きつけられるものはあるが
肝心な彼女の内側というものが見えてこず、常に受動的。
物語も彼女の意思では進まずにストーリーありきで
ヒロインはその付属品のようなポジションなのだ。

王子と結ばれるエンディングも一抹の不安が残る
白雪姫はお城で自分の意見を言えるだろうか?第二婦人、第三婦人が出てきて泣かされないだろうか?
史実でも後ろ盾の無い妃は肩身の狭い思いをしている場合が多い


しかし「アナと雪の女王」ではヒロインの活躍によってストーリーが進められる。
ヒロインが行動しなければ次のチャプターには切り替わらない
能動的ヒロインの完成形がエルサ&アナと言えるかもしれない。
今後二人で国を仕切っていく様が容易に想像できるハッピーエンドはとても気持ちが良い。

ディズニーも女性の社会進出に合わせて大人しい理想のヒロイン像から
自らが道を切り開くヒーロー的ヒロインに変化させてきた

ここの切り替えは良いんだけど
アナの性格がラプンツェルと被ってるのは気になる。
そしてそのアナ役の神田沙也加とラプンツェル役のしょこたん

この両者のキャラクターまで被っている。
本題とは大分ズレたが、今後注目して行きたい二人である。

クローズド・ノート 人生磐石度100% ~伝説の「別に」な沢尻エリカ~

2014年05月04日 08時10分59秒 | 人生磐石映画




【ストーリー】
小学校の教員を目指す女子大生の香恵(エリカ様)は新居に引っ越しをする。
そこには、以前住んでいた住人の忘れものと思われる一冊の日記があった。
日記には伊吹(竹内結子)という教師の日常や
思いを寄せる隆(たかし)という男性との交流が綴られていた。

伊吹の日記に夢中になる一方、香恵はアルバイト先で石飛リュウという
イラストレーターに出会う



伝説の舞台挨拶



そして暴かれた真の着こなし


その後のテレビ出演 嘘泣きエリカ様は省きました


それもこれも今は昔…
「別に」から7年も経ってるしね!!!
「別に」事件は色褪せても映画の中のエリカ様は色褪せない



とにかくこの映画のエリカ様は可愛い可愛い!
そして人の日記を読みまくる読みまくる!





まだ読む





まだまだ読む!バイト先でも読む!






エリカ様を夢中にさせている日記の内容はというと


私の名前は伊吹!初めての担任でとてもはりきってます!
生徒も皆良い子で
すこぶる上手くやってるの



なんと言ってもこの美貌!凄いでしょ!
そんなある日、大学の時付き合ってた元彼(超絶イケメン)が私の前に突然現れたのよ。
ラブラブちゅっちゅしてる間に生徒の答案用紙なくしちゃったぁ!テヘペロっ
途中、不登校児も出てきちゃうけど…


ほら!このポーズで元気100倍よ!
ちょっと一発ぶん殴らせてくれないか
とまぁ、いや~ステキな伊吹先生!よっ美人!

エリカ様もこんな超リア充日記に感化され、バイト先でイケメンをひっかける。

イケメンな画家・伊勢谷友介にどんどん心引かれていくエリカ様だったが
彼の家に遊びに行った時、マネージャーらしき女性から

「彼には本命がいるのよ」

と言われ撃沈!
打ちのめされ壁にもたれかかった瞬間、そこには何と…
伊吹先生が無くした生徒の答案用紙が!
そう、 伊勢谷友介の本命は伊吹先生だったのだー!



エリカ様「とりあえず日記返しに行こう!」

いやいや、今更返されてもねぇ
でもエリカ様は伊吹先生が働く学校へ直接返しに行きます。

さんざん他人の日記読んどいてさぁーどの面さげて…
いや、エリカ様の面だったら許してくれそう。

って事で小学校に到着!
下校中の児童に「伊吹先生って知ってる?」と尋ねると

少女「お亡くなりました」
エリカ様「えっ?」
少女「お亡くなりました」
エリカ様「うん?」
少女「伊吹先生はお亡くなりました!」

この映画の中で一番印象に残ったシーン。
言葉遣いがおかしいせいで伊吹先生が亡くなった事への衝撃が薄れてしまった。


その後少女に何やら綴られている一枚の紙切れを貰う。
その紙切れは伊吹先生の日記の最後の1ページであって
そこには熱烈な愛のメッセージが…

いやいや、何でこれを生徒が持ってんのよ
と思ったら伊吹先生がわざわざ校舎の窓から紙飛行機にして飛ばしていたという顛末

教師が普通こんな事するか?

しかも生徒に拾われちゃってるし
そしてそれがエリカ様の手へと渡され、更に伊勢谷友介へと…

最後はエリカ様も伊勢谷友介も伊吹先生が勤めていた学校に集合し
生徒がいっせいに紙飛行機を飛ばす

という斬新な終わり方でした。




この映画、とにかく長い!長過ぎる!なんと138分もあります。

途中友達の彼氏に求愛されるという意味不明なシーンが有。(しかも投げっぱなしで終わる)
時代設定も分からない、場所もよく分からない、まったく現実味の無い話の連続で
エリカ様も万年筆屋さんでバイトしてたり大学でマンドリン弾いてたりして
彼女のキャラにぜんっぜん似合っていない。

初恋の甘酸っぱさを伝えたいのか
人生の儚さを伝えたいのか
美男美女世界の温さを伝えたいのか
何なのかよく分からないがこれだけは伝わった。

エリカ様は可愛い

ミッドナイト・イン・パリ  人生磐石度120% ネタバレ有り

2013年10月20日 02時36分33秒 | 人生磐石映画


主人公ギルは小説家になりたいハリウッドの売れっ子脚本家
旅行中のパリの街で1920年代へタイムスリップ!
そこで偶然知り合ったピカソの愛人アドリアナに恋心を抱く



まずは下の画像をご覧下さい。






どこ行ってもモテモテ!
この世の春状態

そんなプレイボーイが1920年代にタイムスリップ!
そこで画家やら芸術家やらたっくさんの有名人に出会う

ヘミングウェイなんかめっちゃくちゃイケメン


こちらがヘミングウェイ御本人

うん、イケメンだ ドヤ感パネェっす


美男美女に囲まれ著名人と豪遊し放題の時代へ行き来するギルは
すっかり時代の虜に

見ている側も蝋人形館にでも行ったような気持ちで
「次は誰が出てくる?!ん?ん?」ってな感覚。


タイムスリップ先でも特にお気に入りのアドリアナ

彼女が本当に可愛い!この白いワンピース姿も少女っぽい可憐さがたまらん



現代で彼女の日記を手に入れ、胸中を知るや否や胸は高まる高まる!
日記には

彼にピアスを貰った、その夜私達は結ばれたの

的な事が書いてあるではありませんか!
「うわー!とにかくピアス用意しなきゃ!」ってコトで
婚約者のピアスを勝手に拝借しようとするギル…
頭で行動していません。下半身に従って行動しています
男って恐ろしい生き物だねぇ



でも結局過去の人は更に過去を愛おしく思い幻想を抱くと知ったギルは
現代へ帰り、現在を生きるという選択をする。


しかしやっぱり現実は厳しいね!
タイムスリップしてる間に婚約者は他の男と宜しくやっちゃってました


ってコトでもっと若いお姉ちゃんを引っ掛けて幕を閉じる。


プラダの香水モデルも務めたキレイ可愛い子不思議な魅力がある
良い女捕まえやがって!


映画を見終えるとポスター写真が「どっかにカワイ子ちゃんいないかなー」と
ほっつき歩く野郎にしか見えなかったりする…が!とても良い映画でした