最寄りの駅で、上りの電車を待っていた。
朝の通勤タイム。
反対車線のホームにいる若い女の子が、コンビニで買ったアイスコーヒーのペットボトルを
袋から取り出した。
ボトルを口に運ぼうとした時、手にしたレジ袋がハラリと落ちた。
カノジョは焦ることもなく、コーヒーを飲む。
落ちたレジ袋は、フワフワとホームを舞って、線路に落ちた。
一部始終を、カノジョはコーヒーを飲みながら目で追っていた。
その一部始終を、ホームの反対側にいる私は、ずっと目で追っていた。
わからん!
私には真似が出来ない。
私は、ホームの反対側にいるにも拘わらず、「あ!あっ!」と思ったほどだ。
もし、私なら、
手にしたレジ袋がハラリと落ちたら、焦ってしゃがんで袋を拾おうとしただろう。
キャップを開けたペットボトルのコーヒーが、勢い余って私の白いシャツに飛び散る。
あ!と思った瞬間にキャップを落とし、レジ袋と一緒にキャップがホームをコロコロコロと
走る。
ダメダメダメーッと、転がるキャップを這いつくばって止める。
シュッタッ!!
その時には、レジ袋は線路の上に・・・・。
なんだ、・・・・結果は同じじゃないか。
しかも、こちらはシャツにコーヒーのシミを作り、転がしたキャップは洗う迄ボトルにフタが
出来ないで持ち歩かなくてはならない・・・・。
結果は、カノジョの勝ち、なのか?
信じらんな~い。
クッションの裏側に隠したフィーバーちゃんは、ジャスミンに見つかってジャスミンの勝ち。
ジャスミンが返して、と言っている今は「洗濯かご」 、これは私の「勝ち」に決まった。
とられた
2種類のランキングに参加しています。
ポチッと一押し、こちらにもポチッと一押し、応援頂けると嬉しいです!
↓ ↓