癌は友達?

胃がんの手術をしてから今までのことを、記録に残しておこうかな~なんて思いつきではじめてみました。

社会復帰

2005年03月18日 | Weblog
2004年5月のゴールデンウイーク明けに、会社に行き始めた。

体はだるいし、胸を切っているので、今回は前回の手術の時よりも痛みは強いように感じる。先生に聞いてみると、肋間には神経が張り巡らされているため、痛みは結構続くとの事。

どうも外科の先生は、切ればそれで役目終了と言った感じがしてしょうがない。

今回もやっぱり、血液検査中心の定期健診であった。その都度CTやレントゲンを撮るわけにはいかないんだろうな。約2ヶ月くらい会社に通った。しかし、痛みがだんだん増してきたため、レントゲン検査の結果、胸に水がたまっているためそれを抜こうと言う事になり、また病院に逆戻り。再度入院と言う事になった。

左のわき腹に局部麻酔を打って、管を入れるんだって。これがなんとも痛い。全身麻酔と違い、意識がはっきりしているため、あまり気持のいいものではなかった。

水が少しずつ抜けてくると、痛みもだんだん治まり、楽になってきた。今回の会社出社は、ちょっと焦りすぎたような気がする。

・・・・・肺に転移・・・・・

今回の検査で、ちょっと困った事が見つかった。レントゲン、CT検査の結果、肺に影が見られ、これは間違いなく癌の転移だと言う事だった。

手術、放射線治療後、約半年しかたっていないのに、もう転移しちまったのかよ。まあ、そのうち転移するだろうとは予想はしていたが、ちょっと早すぎるよな。

・・・・・化学療法・・・・・

と言う事で、今回は手術が出来ないため、抗癌剤治療をすることになった。テレビや雑誌などで見たことがあるため、副作用に対する不安は少しあった。

髪の毛が抜けたり、吐き気がしたり、食欲がなくなったりといった副作用が出る可能性があると説明された。

髪の毛は、もともと薄くなってきているので、これ以上薄くなるのは困ると思った。

でも幸いな事に、副作用はほとんど出なかった。薄かった髪の毛も増える事はなかったみたいだが、減る事もなかったようで安心した。少し、体がだるくなった程度で済んだ。

抗癌剤の種類はTS-1と言う薬だった。

                       つづく

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