癌は友達?

胃がんの手術をしてから今までのことを、記録に残しておこうかな~なんて思いつきではじめてみました。

転移

2005年03月12日 | Weblog
・・・・・転 移・・・・・

 2003年の12月頃から、声がいくらかかすれるようになった。風邪のせいかと思って少しほうっておいたら、そのうち治まった。その後もたびたび声がかすれるようになった。

2004年の5月頃、声のかすれが治らなくなり、近所の耳鼻科に行って診てもらったところ、声帯を動かす神経の動きが悪いため、声がかすれるのではないか、と言う事だった。

3年前に癌の手術をしてもらった先生に相談したところ、耳鼻科で診てもらおうということになった。やっぱり、近所の耳鼻科と同じような診断だった。

CTを撮ってもらい、結局は、胸の縦隔って言うところに、腫瘍ができていて、それが声帯を動かす反感神経を圧迫しているため、声がかすれると言う事だった。声帯って言うのは、2本の神経で閉じたり、開いたりして声を出しているんだって。そのうちの一本の動きが悪いため声がかすれるんだって。

・・・・・ペット検査・・・・・

この腫瘍は、リンパに癌が転移したらしく、手術をするか、陽子線で焼くか、先生も考えたみたいだ。それには、癌がどこまで転移しているかを正確に知る必要があると言う事で、東京にペット検査をうけにいったんだ。

その結果、癌は縦隔のリンパ節だけにしか認められず、手術で摘出しようと言うことになった。この縦隔っていう場所は、大動脈とか神経が通っている場所で、結構難しい手術になるらしい。

こうなったら、医者に全てを任せるしかない。以前の手術と毎月の定期健診で、この先生のことは信頼しているため、全てを任せても安心と言う気持になっていた。

しかし、毎月の血液検査でも発見できなかったなんて。腫瘍マーカーの異常も認められなかった為に発見できなかったんだって。ちょっと腹が立った。でもしょうがないんだろうな。医学も医者も完璧ではないし、まだまだ人間の体って、分からない事がたくさんあるんだろうな。その都度、体を開いて見るわけにもいかないしね。










最新の画像もっと見る