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うまい棒30周年

2009-06-26 11:37:37 | 社会
放課後の社交場、駄菓子屋さん。
ポケットの中で硬貨を握り締め、足繁く通った経験が、きっと多くの人の記憶にあることでしょう。
ふ菓子、ソースせんべい、にんじん、都こんぶ。
みなさんの思い出の駄菓子は何ですか?
名前を数え上げ始めたら、いくら時間があっても足りないくらい種類の豊富な駄菓子。
中には国民的と言えるほどの人気を誇るものも存在します。
そのひとつが、株式会社やおきんの販売するうまい棒。
実は今年で30周年を迎えます。
そんなうまい棒にまつわるエトセトラを、ほんの少しだけご紹介しましょう。
まず初めに、うまい棒と言われてイメージする味は何でしょうか。
ソースやサラミといった定番から、梅おにぎりや納豆、マリンビーフといった変わり種まで、これまで発売された味のバリエーションは30種類以上にも及びます。
すべての味を試した人は、なかなかのつわものと言えるでしょう。
というのも、販売期間が短く、出会うのがちょっと困難な味もいくつか存在するからです。
例えば、20円で販売された「デラックスうまい棒」がそう。
長さが通常の2倍近くもあり、真ん中の穴には特製クリームがたっぷり。
ホルモンやカニなど、味のモチーフそのものも豪華仕様でした。
ちなみに、やおきんによると最も人気があるのは、めんたい味。
2位コーンポタージュ、3位チーズ、4位エビマヨネーズ、5位サラミ、とのこと。
うまい棒といえば、どうしても気になってしまうのがパッケージのキャラクター。
何となく有名な某猫型ロボットにも似ているのですが、彼の正体をご存じでしょうか? 
公式プロフィールによれば「1978年9月13日生まれ。遠い宇宙のとある星からやってきた宇宙人で、10年に1歳年をとり、趣味はコスプレ」とのこと。
なるほど、想像を上回る大胆な設定ですが、大分わかってきました。
ですが、彼を何と呼べばいいのか、名前がまだわかりません。
実は、ないらしいのです、名前が。
30周年の人気キャラクターなのに……。
けれど、うまえもん、ドヤエモン、うまいBOYなど、ファンにはさまざまな愛称で親しまれています。
30年という長い歩みの中で、さまざまな姉妹品も生まれました。
うまい棒キャンディ、うまい棒カップゼリーなど、お菓子系は言うに及ばず、お守りやトートバッグ、衣類や文房具といったグッズも展開。
入浴剤やパチスロなど、他の企業とコラボするパターンも続々登場しています。
コスプレが趣味という彼の、まさに面目躍如ですね。
さて、やおきんは現在「うまい棒謎のキャンペーン」を実施中。
パッケージの○○味と表示されている部分、10種類を集めて応募すると、抽選でうまい棒デザインのUSBメモリ(2GB)がもらえます。
しかも、USBメモリ内にはオリジナルゲームやデスクトップアプリが満載。
また、簡単なクイズに答えて応募する別コースもあり。
こちらでは、なんと純金のうまい棒形印鑑に当選者の名前を彫り、純銀の特製ケースに入れプレゼントしてくれます。
やおきんでは、駄菓子を直販する「楽駄屋」を、東京の亀戸と春日に開店。
昔懐かしいものから、最新の流行商品まで取りそろえた、大人も子供も楽しめる駄菓子屋さんです。
うまい棒に限らず、世代を超えて愛され続けている数々の駄菓子たち。
その存在は、かつて子供だったあなたと、今も駄菓子屋さんで宝探しに夢中な少年・少女の共通言語になってくれるかもしれません。

うまい棒が登場してからもう30年も経ってしまうのですね。
小さな時は言うに及ばず、成人してからもその手頃さにうまい棒。
これからも値上げなどせずにがんばっていってほしいものです。