ターニングポイント

2008-11-19 22:55:19 | 雑記帖
加藤一郎さんが11月11日に亡くなりました。
といっても、今や加藤さんを知っていらっしゃる人のほうが少ないでしょうねぇ・・・

太った豚より痩せたソクラテスの大河内一男さんと、タカ派の論客、林健太郎さんの間に位置する、1969年~1973年の東京大学の総長でした。
その前年に大河内一男さんが東大紛争の責任をとって辞任したときには、総長代行を勤め、全共闘の学生と交渉した林健太郎さんが男を上げましたよね。

加藤一郎さんは我が家(Mの父、わたしの父、M)では高く評価されていました。
なんででしょうね。(笑)
私は東大には縁もゆかりもありませんが、そういう家庭の事情で加藤さんに好感は持っています。

1969年は東大の入学試験がなかった年です。 その前年に東大受験に失敗したMは再挑戦を目指していたそうです。 ところが入試中止の事態にやむを得ず志望校を仙台に変更、ところが東大受験できなかった優秀な受験生が仙台へ押しかけたため、Mは仙台もあえなく不合格。 以降転落の一途を。( ̄ー ̄)ニヤリッ

わたしの父は東大にお相伴した形で入試中止になった某大学に勤務しておりましたが、これがきっかけでこの大学は廃校になりました。 
へそ曲がりだった父はつくば市の大学へ移ることを拒否して辞表を提出、隠居の身となったのです。
母は大迷惑だと怒っていました。 定年まであと3年、きっちり働いて欲しかったと。

(Mが合格したかはともかくとして)あの東大紛争がなかったら、Mと私は知り合わなかったと思います。 あれはたしかに我が家とM家のターニングポイントでした。



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