自立の基準

2009-01-17 01:49:17 | 明日は我が身(介護・老後)
すみれ叔母が自宅(茨城県)近くのホームへ転居することが決まっています。
叔父と、叔父の弁護士がそう決めて、わたしが同意しました。

「いいところが見つかったからすぐにお移ししたいので、手はずをよろしくお願いします」
12月の或る日、弁護士から書面が届きました。

「それはいくらなんでも無理でしょう。 受け入れ先との打ち合わせが必要です。 叔母の状態も聞かずに入居を決めるとは考えにくいのですが。 まず受け入れ先のホームをご紹介ください。 責任者にお目にかかりたいので」
そう返事をしたら
「夫婦は一緒に暮らすのが大切なことですから、そこをよく考えていただきたい」
やや的外れな回答が来て、それから連絡が途絶えました。

数日前に、転居先のホームと責任者を知らせる書面が届きました。
「デュエットさんが見学なさりたい旨は伝えてありますので、1月中にお願いします」
早速、転居先のホーム・・・そうですね、仮にハイジとしましょうか・・・にメールを送ったところ、責任者のKさんから電話がかかってきました。


30分ほどの会話でわかったことは、ハイジではすみれ叔母の入居希望については聞いているが、まだそこまでの段階だということ。
「叔母さまがハイジでお暮らしになれるか、判断をする必要があります」
そりぁ、そうですよね。

ハイジはグループホーム(痴呆対応型共同生活介護)です。
「痴呆症の方を対象とはしておりますが、ある程度自立されていることが条件となっています」
見守りによりある程度の日常生活ができること。
共同生活を送るのに支障がないこと。
医療機関への入院の必要がないこと。


叔母はギリギリの線だと思います。
ある程度の日常生活とはどの程度なのか。
帰宅願望が非常に強く、毎朝自室のすべての荷物をまとめて両手にぶらさげて、食堂へ出てくる。
叔母は重症の外反母趾があるために足のふんばりができません。 
平地のてすり歩行がやっとで、階段の昇降は無理。 
荷物をかかえると手すりが持てないため何度も転倒をし、今のホームではその対策として自室に荷物を置かない処置をし、叔母の荷物はすべてスタッフルームに置かれている。

一日中迎えのタクシーが来るのを待ち続け、姪のわたしが来るはずだから電話をして欲しいと頼み、椅子に座ってぼんやり待っているうちに疲れて眠ってしまう。
夜間は物盗られ妄想のため、スタッフのお世話になっている。
うーん、ハイジの基準に達していないような気がします・・・

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1月最終の週末にハイジの見学に行って、Kさんとお話しをする予定です。



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