シュテーデル美術館所蔵 フェルメール 《地理学者》 と オランダ・フランドル絵画展 Bunkamuraザ・ミュージアム
絵画展もコンサートも独りで出掛けるのが基本の私だが、今日は学友と一緒に。
GW中ということもあっていつもより混んでいた。
個人的な要望:ミューぽんが使えるようにして欲しい。(iPhoneで持ち歩く割引券のこと)
章立ては次の通り。
1.歴史画と寓意画
2.肖像画
3.風俗画と室内画
4.静物画
5.地誌と風景画
フランドルはベルギー、オランダ、フランスにまたがる地域を指していて、「フランダースの犬」のフランダースのことです。
フランドル絵画は十五世紀から十七世紀の前半にこの地方で活躍した画家達の絵画を指す。
フランダースの犬に登場するルーベンスもフランドル絵画に分類される。
今回の展示にはフェルメールとレンブラントも含まれているが、この二人はフランドル絵画には属さないらしい。
次の時代のオランダ絵画に分類されるとか。(なんせ素人だから間違っていたらごめんなさい)
さて今回のフェルメールは「地理学者」。
男性の肖像画はこれと「天文学者」、後ろ姿を良しとすれば「絵画芸術」の三点だけ。
その中でも淡い色彩でぼやけた印象がある「地理学者」はつまらないかと思っていたら実物は悪くなかった。
(意味深な解釈をしなくてもいい、それが良かったと言ったら天邪鬼かな。)
独り鑑賞だと並ぶのが面倒になって飛ばし見をしがちな私ですが、今回は連れが居たのできっちり観ました。
いや…連れにもよるんでしょうけれどね。
この画は素晴らしかった。首を伸ばして覗き込んだひとつです。
ヘラルト・テル・ボルヒ「ワイングラスを持つ婦人」
ヤン・ブリューゲル(父)の工房「ガラスの花瓶に生けた花」
工房作品なのか、ブリューゲル作だと思っていたんだけど。 予想していた通りすごく小さな画だが存在感がある。
レンブラント・ファン・レインも一点。「サウル王の前で竪琴を弾くダヴィデ」
槍を投げつける直前の苛々感が高まる表情が見どころだそうだ。(私は解説を読んでなるほどそうなのかと)
Bunkamuraザ・ミュージアムは閉塞感がある造りなので、観客が多いと息苦しく感じてそこそこに退出してしまうことがあった。
しかし今回は会場のデザインが良くて圧迫感を和らげていたと思う。
壁紙の色をパートごとに変える、奥行きを感じるように通路をデザインする、等の工夫があった。
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