未知との遭遇？

いつもの時間に、お散歩に行く。

お日様こそ出ていたものの、風が強い。

フクは、風に向かってルンルン歩いて行く。そんなにお散歩が楽しいかい？

私は、帽子を目深に被り、メガネ、マスクと完全武装である。

黄砂に花粉にPMなんちゃらが、ごった混ぜで私を苦しめる。

俯いてフクに引っ張られながら公園の散歩道を歩いていると、突然綱の引きが緩くなった。

はて？何立ち止まってるんだい？

あい、おかさん、遠くに、でっかいワンコがいます。ボクチン戦っても多分負けそうなので、こうやって、存在を隠してるです。

あら、ほんまに、お初のわんこさんやし、でっかいし、あんたが怖いのなら、通り過ぎる迄じっとしてたら？と立ち止まっていたら、

お初わんこさんが、フクを見つけて寄って来る。

ヤ、ヤバい、ボクチンが、弱虫なの知られたらマズい、と固まるフク。

おかさん、助けて欲しいです、みたいな顔で、私を見るヘタレフク。

暫くすると、案外フレンドリーだと思ったのかどうか、次第に緊張も解けて、漸く仲良しになったのだ。

わんこの名前は、「コロ」でも、女の子なんだって！

仲良くなった証しに、マウント取ろうとするフク、でも、コロ子ちゃんの背中迄手が届かず、それでも、辛抱強く待ってくれるコロ子ちゃん。

まだ１歳半だそうで、もっと大きくなるかな。

お友達が増えて、それも大型犬で、二倍嬉しいフク。

今日の公園は、コロ子ちゃんを筆頭に、お菊ちゃん、りんちゃん、ハルちゃん、キッド君、コナン君、チャム君マシュちゃん、みんな、ロングリード付けて走り回るものだから、リードが絡まって大変だった。

さんざん遊んで、転がって、ドロドロで帰宅。

まあ、あれだ、フクは、野球好きの男の子みたいだな。

汚れて汚れて、でも楽しくて。

後始末が大変だけど、フクが楽しければ、いいっか。