だっくす天国+わくわくハンドメイド

ダックスが好き、編み物も好き

都議選

2024年07月07日 | 日々の暮らし
さあ、本日都民は投票に行っているかしら。気温40度になりそうだって、熱中症になられませんように。

立候補された石丸さんは、元銀行のアナリストで、NYに4年以上駐在されていたとか。
私も一度だけNY行きました。トランジットで往復2泊しただけなんですが。

到着したのが、確か午後10時頃で、翌日のアメリカン空港に乗るので、空港内のホテルに宿泊予定だったので、エアポートホテルと言うからには徒歩で行けるだろうと思った私が甘かった。

JFKは広い!バチカン市国よりでかいんじゃないかしら。

止む無く、タクシーに乗ったら、15分もかかりました(*_*)

行きも帰りもそのホテルを利用していたので、帰りもそこで、一泊、JALの出発は夜なので、昼間はヒマなんですが、まあ、JFKは陸の孤島という位広い空港なので、日本のように、「ちょっとお買い物とかちょっと散歩」なんて事はできません。

で、売店に行ってお土産を物色していると、店番のおばさんが「何時の便に乗るの?」

「えっと今夜10時位です」「それ迄何をするの?」「ん-っと、特にする事ないです」
「ニューヨーク観光はしないの?」「ああ、それもいいけど、中心地迄どうやって行くのか分からないんです」

「それなら、いいアイデアがあるわ。私のイトコがトラックの運転手だけど、丁度今日はオフなの。オフの日はこのホテルのゲストを$20で観光案内をしているのよ、呼んであげようか?」

「へ~($20は安い)是非お願いします」とお願いしたら、暫くしてお鬚を生やしたガタイのいいおっさんがやって来た。

乗っているのは「ピックアップトラック」だった。ええ・・・このトラックで観光?と思ったけど、$20だからなあ、文句言えまへんわ。

助手席に乗って、走り出す。
空港と中心地は点と点で結ばれていて、その間はハイウエイがあるけど、両側は鬱蒼としげった森である。中心地迄の所要時間約90分。

走り出して色々お話をした。

シリアから来たんだとか。シリアで妻も子供も自分の目の前で殺された。売店のおばさんはお姉さんだそうだ。
「そっか・・・大変な経験をされたのね」なんて喋っていたら、20分位走った所で、急に速度を落として
「$20はここまでだ」
「は???」

「これ以上行って欲しければ、$240だ。出せないのなら、ここで降りてもらう」
Σ(゚д゚lll)ガーン、「やられた」と思ったね。ここで降ろされても、両サイドは鬱蒼とした森だし、クマさんがいるかもしれないし、そもそも、ここから空港へ帰れる気がしれない。

渋々承知して中心街迄行って、トランプタワー、トレードセンタービルの跡地、ブルックリン橋とか見て回ったけど、内心何にも感激する事がなかった。

この親父、日本人だと思って、舐めやがって・・・・とずーっと思っていた。

「どこか行きたい所はあるか」と聞かれたけど、もう話をするのも嫌だった。一刻も早くホテルに帰りたかった。

朝9時頃出て、昼前には帰ったかな?思い出せない。

出発する時、ホテルのエントランスではなくて、外の道路、エントランスに入って来ない訳がわかった。

ホテルに帰って、$240支払うと、オヤジ満面の笑みで「サンキュー」だって・・・

私はこんな場合どうすればいいんだろうか?ホテルのスタッフに売店のおばはんのトリックにひっかかったと訴える?

でも、それだと「引っかかったアナタが悪い」とか言われて、余計嫌いになりそうなので、言わなかった。

売店のオバハン、あんなに愛想良かったのに、帰ってきて、睨んだら、目を合わせてくれなかった。

NYって人種のるつぼと言うけれど、日本人のように「おもてなし精神のある人」少ないように思う。

ついでに、あんな細いメインロードの両端に50階60階のビルが林立していて、少しでっかい香港みたい。

閉塞感満載で、もう二度と行きたくない。