だっくす天国+わくわくハンドメイド

ダックスが好き、編み物も好き

大往生

2020年02月28日 | わんこ
長老さんが死んだ。

我が家に来てから、18年!

アカンボが高校を卒業する期間じゃん。学資保険が満期になるじゃん、入っとけばヨカッタわ。

長生きしてくれてありがとう。



娘が背中を撫でると、静かに眠るくせに、私が撫でると、違いが分かるようで、きょろきょろと娘を探す、あんたはクリープか!(分かるアナタは昭和世代(^^ゞ)

いつも娘の側で寝ていた。娘がお辞儀をするような恰好で、長老さんのパオの側で爆睡していること多々。

朝も夜も、文句一つ言わず、世話をした娘。

替わってやりたくても、長老さんが、拒む。娘の手の中から「熟睡ビーム」でも放出されているみたい。私が撫でると、よろよろと起き上がって、娘を探しに行っていたな。

亡くなったのが25日、娘は、そこから気落ちしたと言おうか、放心状態と言おうか、無口になった。

お散歩仲間のワンコさんも、ちらほらと姿が消えてしまう事が増えた。老犬が多かったからね。

私も少しブルーになったものの、だからと言って、フクの散歩に行かない訳にいかないので、公園へ行く。

いつものおばあちゃん、今日は、お一人だった。

「こんにちわ」「あ~さぶいねえ」

「今日はお一人ですか?〇〇ちゃんは?」

「ああ、死んでん」

「まあ、そうなんですか。まだお若い・・・・」

「いやいや、12歳ちゅうたら、わたし等くらいや、お迎えが来たんやで(一緒にせんとって~)あの子はトクベツにかあいらしかったから、神様から目えつけられたんやわ」とからからと笑っておられる。

私より多分一回り以上先輩で、ぽつぽつと戦争の話なぞして下さる。

人生の大先輩のお話は、重く、でもぐいぐい引き込まれるのは巧みな話術なのか、ついつい聞き入ってしまうのである。で、長老さんを失った悲しみに比べると、ナンノコレシキと、背筋がしゃん!とするのである。


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