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運の悪い私(デンバー編)

2022年05月22日 | 旅行

デンバーそれは、この前大谷君が「ホームランダービー」をした場所である。

成田からSFだったかLAだったか経由で多分16時間位?出発は夜でも時差の関係で昼間到着する。

到着してからずっと頭痛がしていた。後で分かった事だけど、デンバーは「ハイマイルシティ」と言って、高度1800mの所に位置していて、初めて訪れた人は、「軽い高山病」になるんだって!知らんかったわ。

てっきり時差ぼけだと思っていた。

大谷君は、こんな薄い空気の中で多くのホームランを打ち、翌日はゲームしたのよね。でも、ホームラン競争の時、途中で膝を折って「あ~きっつい~~」とこぼしていたのを、見逃さなかったわ。でも、めげずにがんばる彼は立派だわ。

 

さて、デンバー空港から中心街迄約30分位?地図で見たら、大平原にぽちんと空港があり、道路がまっすぐ伸びている。

市内迄、草の木一本生えてないんじゃないかと思うほど、広大な平原が地平線迄続いている。

 

3月の日差しがポカポカして、人々は殆ど半そでで歩いているような風景だった。でも、私は頭痛で、鎮痛薬を飲むハメに。。。

1週間後帰国だ。朝カーテンを開けると、昨日迄ポカポカ陽気だったのに、ちょっと小雪が舞っているではないか。

それでも、もう気持ちは日本へ向いている。ホテルでタクシーを呼んでもらい、空港を目指した。

空港迄多分30分位。タクシーは黒人の陽気なお兄ちゃんだった。しかもオオサカ、タコヤキ、トモダチ一杯いるねと調子の良い事。

昨日まで春の陽気だったのに、今日は小雪なんてね~、私雨女だからかしらね~あははと最初は笑っていた。

 

しかし、雪は次第にドカ雪になり、ハリケーンのような横殴りの風が吹きはじめた。当たりは真っ白。

タクシーは下手くそなスキーヤーのように横滑りする。

 

一本しかない道路、まっすぐ行けば空港なのに、これが「ホワイトアウト」と言うのだろうか、フロントガラス真っ白。

道路の側溝にはタイヤを突っ込んだセダンが・・・・

前はおろか、右も左も見えない。

ねえねえ、お兄さん大丈夫?前の車見えないじゃん。追突しちゃダメだよ。

オッケー、俺は運転は上手い、それに見ろナビもあると「名刺大」のナビを見せてくれるけど、それには、ただまっすぐの道路が表示されているだけ、その位わかっとるわい!という程のショボイものだった。

 

まあ、彼が自慢するだけあって、本来30分で到着する所を2時間かかって空港に到着。お兄ちゃん無事に帰ってねとバイバイしようとすると、横風でスーツケースが明後日の方向へ勝手に滑って行く。

それを追いかけて、雪まみれとなり、漸く空港へ入ったら「closed」だって。その下に「天候悪化により空港は閉鎖します、勿論飛行機もキャンセルです」と英語で書いてあった(;´д`)

 

ユナイテッドのカウンターに行く迄もなく、乗客はだだ広いロビーの柱の周りにスーツケースを持って座っている。

 

柱にコンセントがあり、スマホを充電しておる。勿論遅れていった私の場所なんてある筈も無い。

私以外全員外人だし、どうぞどうぞと譲ってくれる事もなく、無視されとる。あ、私が外人か。

 

ドアの向こうにマリオットホテルがあった。よし、予約はしてないけど、ここに一旦泊まろうと、外へ出たら、スーツケースと共に猛吹雪で、あらぬ方向へ滑って行く。踏ん張っても踏ん張っても花壇の方へ行くではないか。

 

初めて言ったぜ「へるぷー」って(;^_^A

相撲取りのような警備員が来て、私とスーツケースを抱いて、ホテルに誘導しようと試みてくれたが、一緒に滑ってしまう。まっこと自然の驚異っちゅうのを体験しましたですばい。

たった5m先のホテルに行きついた所で、精も根も尽き果てた。

ここもロビーは大混雑。フロントで「部屋はあるのか無いのか」と聞くと「ノー」と言われ、へなへなと崩れ落ちる私。

「ユナイテッドのゲストか?」と聞いてくれたので、イエス、明日は飛ぶのでしょうか?と言ったら、「おうけい、ボクがチェックしてくるよ」とフロントに回ってPCをかちゃかちゃとやって、舞い戻って来たイケメンのお兄ちゃん。

「明日午前5時半に飛ぶので、5時にチェックアウトしても間に合うよ」

「え??満室じゃないんですか?」

「ボクが、こっそり取ってあげたから、ゆっくりお休み」とウインク。もう兄ちゃんの靴をデコチンで磨いてあげたかった。

 

それが午後10時、市内のホテルを出たのが、多分午前10時だった。移動だけで12時間。。。

部屋はこじんまりしていたけど、流石マリオット、ベッドに倒れ込んで寝た。明日は4時半には起きて、空港へ行かねば!!

目覚ましできっちり4時に起きた。滞在時間6時間。チェックアウトしたら$600やて!!

ユナイテッドのカウンターへ行ったら、叔母様が怖い顔をして「遅いじゃないの!飛行機はもう飛ぶわよ。走って走って!」と言われ?えええ??まだ5時なのに??と思いながらも、スーツケースを押しながら、ぜえぜえはあはあ(なんたて広いもの)漸く搭乗できた。

 

CAのおばちゃまが「昨日は申し訳ありませんでしたね」位言うかと思ったけど、アメリカ人にそういうサービス期待しちゃイカンよね。何も言わずに「ファースンシトベルト!」と睨まれて、「5時半には出発するんだから」と捨てセリフ吐いて、しとべるとをして、、、、、3時間半後。

漸く飛行機は飛んだのである。いや~デンバーなんて、もう二度と行かないわ😢

ついでにユナイテッドとは相性悪いわ~~。


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