だっくす天国+わくわくハンドメイド

ダックスが好き、編み物も好き

私にボーイフレンドが出来た

2023年09月16日 | わんこ

ソフトボールの練習も、ちびっ子達が遊ぶのも大体午後5時に終わる事が判明したので、5時10分頃から、お散歩に行くことにした。

犬は喧噪に敏感だと読んだので、成るべく静かな環境で散歩させたいからなの。

ってのは、やや言い訳で、あちこちから手が伸びてフクを触る。フクびっくりして尻が引ける。どっと疲れる・・のルーティンが、ちと哀れになったからだ。

今日も支度をして、玄関を出る。暑さは残っているものの、夏は無風だったのに、かすかに風が吹いている。秋だな~~。

公園は、グラウンドも静かだったが、小学低学年の男子がボール遊びをしていた。誰が誰やら、さっぱり分からないので、いつものように俯いて通り過ぎようとしたら、中から男の子が飛んできて、

「あの、こんにちは」と言う、あら?どなた様?と思ったら、ミッキーマウスの彼だった(;^_^A

「こんにちは、みんなでサッカーしているの?」

「う・・うん、でも、ボク犬抱っこしたい」

「そっか・・・でも、重いよ、おばちゃんが抱っこできないんだから、君はもっと無理だよ」と言うとしょんぼりしちゃったので、慌てて

「でも撫でられるのは好きだから、頭撫でてやってね」と取り繕う私。

そこから、サッカーや友達そっちのけで私とフクに連いて来る。あらら・・・

 

「この犬何歳?」

「えっとね、7歳だよ」

「人間で言うと何歳?」

「そうだねえ、犬は1年で20歳になるのよ、そこから1年で4歳年取るんだよ」

すると、異様に食いついて来てw

「そうなん?で、何歳?」

「と言う事は??1年で20歳、次の1年で4歳年を取るって事は、さて何歳でしょう?」

 

「う~んと、、、24歳!」

「お!計算早いね。大当たりだよ♪」と言うと、前歯一本の彼がにっこり(生え替り中なんかな)

「じゃ、今犬年齢で7歳って事は、1年目で20歳になるので、2年目で24歳なら3年目は?」

「え・・・・わ、分かれへん・・・」

「掛け算習ってる?」「いや、習ってない」

「そっか・・習っていたら、速攻分かるんだよ。もうすぐ学校で教えてくれるかもよ」

ったく、英語なんて教えないで、まず「読み書きそろばん」やろが・・と内心思う。

「おばちゃん、掛け算教えて」

「ええええっと(学校で教えてない事を教えるのはすかんのであります)そうねえ・・・なら、犬の年齢の所だけやってみようか?」

「うんっ!」

「今24歳迄言えたよね、じゃ、次3歳になったら、人間の何歳になるでしょう?」

 

「。。。。。。28さい??」

「ピンポンよ、どうやって覚えたの?」「足し算した」

「そっか、それを簡単にするのが掛け算だよ。『しいちがし』『しにがはち』って覚えるのよ。」

すると深刻な顔をして、ぶつぶつと唱えている、横顔が可愛い。

「じゃあ、『しさんじゅうに』つぎ『ししじゅうろく』」途端に顔が曇る。

「覚えられへん」

「そっか、無理に覚えなくてもいいのよ。そのうち学校で教わるから」

「うんっ(*^-^*)」途端に顔がパッと明るくなる。

歩き乍ら、掛け算の歌?を唱えていると、気づけば友達は遠くになってしまった。

「ボク、サッカーしなくていいの?」「いいの、ボク犬好きやねん」

んんん~。もう6時近いのに、家に帰らなアカンのと違うやろか・・・と思いながら、並んで歩く。

「掛け算もっと教えて!」

「おばちゃん、学校の先生じゃないから、上手に教えられへんのよ。でも、今日キミは、掛け算沢山覚えたじゃん?その調子で1個づつ覚えたら、あっと言う間に全部覚えられるんだよ」と言ったら、

「分かった!」と、とても素直なおぼっちゃま。小二で天使の輪が出来る位綺麗なロン毛。パパママこの子とどんな話をしているんだろうな。

 

公園でな、アヤシイ恰好したおばあさんに掛け算なろてんなんて言われてないだろうか?

「また明日な」とグータッチされて帰宅。ううむ?これは、ある意味「ボーフレンド」が出来たんじゃなかろうか。随分年下だけど(;^_^A