だっくす天国+わくわくハンドメイド

ダックスが好き、編み物も好き

靴下編み機

2020年03月16日 | 手芸
冷え症の人なら、私の悩みが分かるだろう。そう、足の先が氷のように冷たいのだ。

「靴下二重に履いたらええやん」と思われるだろうけど、私の足は小さい。22センチしか無いので、売っている靴下は、かかとが浮いてしまう。これが嫌で嫌で。。

編んで編めない事は無いけれど、洗う時に手洗いしないといけないのがネックだった。うっかり洗濯機に入れると、小人用みたいに縮んでしまう。
あれやこれやと悩んでいた頃、出始めた「靴下用毛糸」素材は「スーパーウオッシュウール」とかで、洗濯機に入れても縮まないんだとか。

ホンマカイナ。

早速通販で購入して、編もうとしたら、編み針が0~2号だって!一段編んでも「2ミリ位しか大きくならない」こんなん一足編む間に冬が終わるわ~止めじゃ止めじゃと、放置していた。

するとまっことグッドタイミングで靴下を編む機械があるのを知った。もうかれこれ5年以上前、このブログの前のブログに詳しい事を書いている。残念な事に、「ブログ止めます」と連絡した途端、一瞬で何十年分が消えてしまった。


あれから、ウン十年・・・いや、そんなに経たないか。でも当時、夢中で編んだ靴下は、本当に暖かい。しかも、手編みよりも早い。

頑張れば片方が8分半で、作れるらしい。この「8分半で作れるソックス」という動画をユーチューブで見た時、喉から手が出る程欲しかった。

(後で息子にも見てもらったら、倍速で撮影しているのが判明。そんなウマイ話は無いわな)

でも、そこからあちこちネットサーフィンをしていて、漸く製造している会社を見つけた。それはアメリカの会社で、200年前の「circular sock knit machine」を作って販売しているのだとか。

早速メールを出して「日本からメールしています。編み機売って下さい」と書いたら「not ship to Japan」とイジワルを言う、クチョ・・・・

でも、それでも諦められない私は、ハワイに住む友人の所へ送って貰ったのである。ハワイはアメリカじゃけ文句ないやろ?

それを取りに行き、別送品で持ち帰り、使い方は、ユーチューブ先生だけである。

これを使うと、棒針で編むと半日はかかる靴下が、片方20分位で編める。



こんなちんまりとした機械だけど、めっちゃ重い。形は200年前から変化していないとか。カナダやアメリカでご婦人方の内職として、今も各地で盛んに交流があるらしい(うらやまし~~)

オパール毛糸をセットして、右のハンドルをくるくる回すと、靴下がどんどん出来上がる、この時が一番楽しい。



全部機械で編めたらいいのだけれど、どうしても、つま先は、「目を落とさないように慎重に突き合わせて」綴じる。と、ほうら、片方完成。



ここ迄約1時間。じゃ、次はもう片方やりましょかね、ルンルン♪ 段々スピードが上がり、今度は15分で完成、機械から外す。

ここからは、綴じ針でつま先を綴じる。ここまでで、約45分



あれ?あらら、つま先の所・・・



きゃ~、綴じる所一段間違えてる~~。



ベテランになると、これを治すテクを持っておられるようだが、私はまだまだ。全部ほどいてやり直す事しかできない

ああ、日本のどこかに愛好家または、「ワタシも持っているわ」という方はいらっしゃらないだろうか~。