だっくす天国+わくわくハンドメイド

ダックスが好き、編み物も好き

術後2か月の検診

2019年11月28日 | 外反母趾
術後2か月の検診を受けてきた。

JRと近鉄を乗り継いで・・・・

こんな事でも無かったら、来ないような市まで、えっちらおっちら。

前回1か月検診よりも、大分疲労度が違う。

前回は、階段を下りるのも怖く、てすりにしがみついて汗びっちょりになって、行ったのだった。

今回は、それほどでも無かった。手すりは持っていたけど、前回ほど下りるのが怖くなかった。

午後診は、私のように「術後診断」のみに特化されているのか、毎回ダダ混みの午前診に比べると、

患者の数は少ない。

でも、閑散とした待合で、異様に患者が多いのが、私の担当の先生である。

そりゃ、ネットにも「外反母趾の名医」と紹介されているもんね、それで患者が多いのだわ。

と思っていたら、それだけでも無いようで。

入院中、夜討ち朝駆けで術後チェックに来られる先生に、

「先生、患者さんが多くて大変ですね」と言ったら、

「ほんまやで。テレビなんか出たらアカンわ」とおっしゃる。

休憩所で同じ靴を履いている同類さんに尋ねると、私のように、「ネットでチェックした」というより「テレビで見ましてん」という方が多いのに驚く。

テレビに出てから、急に患者が増えたそうだ。

「それもな、冷やかしも増えてんで」

「冷やかしって?」

「わしの顔見て、レントゲン撮って、世間話しただけで、ああ、テレビで見た人とおんなしや~ちゅて帰りはるねん」

「え??手術しないのですか?」

「なあ、そう思うやろ? 話できただけで嬉しいです、手術しません」っちゅうのが、ようけ来て大変やったんやから」だそうで。

むやみにテレビに出るのもナンダカナアなとおっしゃってました。

レントゲンを見て、足の状態をチェックしてくれて「うん、順調順調、ほたら、又来月な。あ!忘れてた。わし、今月で辞めるねん」

「ええええ!?何故ですか~~???」

「転勤や、奈良にな」

「あっちゃ・・・・・」と絶句するワタシ。もう先生とはお目にかかる事は無いのだなと思うと、

「いやどす!奈良へ連れてっておくれやす」と細いスネにしがみついて泣きたい所だけど、余りのショックで、言葉が出ず、よろよろと診察を済ませたのである。

あ~あ、「会うは別れの始め」とは言うけど、信頼していた先生が、いきなりいなくなるって・・・・惨いですわ~ん