だっくす天国+わくわくハンドメイド

ダックスが好き、編み物も好き

すっぽ抜けた!

2017年03月12日 | わんこ
お散歩は、10歳ダップル子ちゃんとふくちゅけと二頭で行く。


いつも同じ時間に出会う「日本テリア」のワンコちゃんとふくちゅけは気が合う。遠くにテリア君が見えると、オオヨロコビである。

そして、いつもの「フェンスで囲まれたドッグラン」で、ひとしきりノーリードで駆けっこして遊ぶのがふくちゅけの楽しみなのである。

今日は出発が遅かったので、テリア君は、先に待っていてくれた。でも、そこに行く手前で、男子高校生?が数人ボールを蹴って遊んでいた。

その向こうに「遊び仲間のテリア君がいる、わーいわーい」ふくちゅけオオヨロコビで体をうねらせるように走って行こうとする。

私の前にふく、ダップル子はワンコに興味が無いので、私の後ろをとぼとぼと歩いていた。つまり、私の手は片方が前にもう一方は後方に目一杯離されているわけである。

若者達がボールを足で蹴ったのと同時に後方のリードがふっと軽くなった。振り向くと、ダップル子が「胴輪からぬけて、一目散に帰宅し始めた」ああ、家の前は道路なの、車もばんばん通るの。待って~~止まって~~と叫ぶと、余計速足で、最後は全速力で走って行く。いや~ん、どうしましょ。

若者達も、私の金切り声にボールを蹴るのを止めて、こっちを見ている。

「お願い、あの子捕まえて!」と言ったら、4人がダッシュしてたちまち捕まえてくれた。だがしかし、彼らは多分犬を飼った経験が無いのか、怖いのか、ダップル子を取り巻くように立ち、触ろうとしない。

ダップル子再び走り出す、おお神様あああ・・・・

「その子、噛まないから、大丈夫だから、押えてえ~~!!」若者は、おっかなびっくりにお鍋のフタをするようにダップル子を押える。

はあはあ、ぜいぜい・・・・ありがとね~おばちゃん、足悪いから、走られへんから、ほんまに助かったわ。もう心臓ばくばく、頭くらくら

「あの、ボク押える時、犬の歯か口にボクの腕時計が当たったようで、犬の口から血ぃ出てしもたんですけど」

「なぬ?ええのええの、捕まえてくれただけでも有難いよ。ほんとにありがとうね」と米つきバッタのように頭を下げて、リードを再装着して再びドッグランへ。

てなハプニングがあったのよと帰宅して娘に話すと、

「お母さん、そこは、犬の心配するんじゃなくて、『腕時計傷つきませんでしたか?』ちゅて、相手の時計を心配せなアカンのとちゃう」と怒られちった。

「負うた子に教えられ」ってこんな事なんかなあ