拓郎も03年に肺がんと言う大病を患い元気にはなったものの年齢も加味すると野外コンサートなんていつまで続けられるかわからないし、かぐや姫も山田パンダさんが既に還暦を向かえ(拓郎も今年還暦を迎えている)出演者の高齢化が進む中、ひょっとすると拓郎&かぐや姫の最後の野外コンサートとなる事も予想されたため、出来ることなら行って見たいと思っておりました。
幸い、親戚の方でチケットを取れた方がいらっしゃったので、1枚分けていただき、冥土の土産に見てまいりました。
拓郎&かぐや姫全盛期にはかぐや姫を好んで聞き、またレコード(CDではありませんレコードです。)も買い求めましたが拓郎はそれほど好きではなく、借りたレコードをカセットテープ(MDではありません、カセットテープです。)に録音して聞いた程度でした。しかし今、振り返れば拓郎の曲だって大好きだったんだと思います。ただ拓郎は口が悪いので(本人曰く最近は人間に丸味が出てきて口も悪くなっなったと言っていましたが、はたして丸味の出た拓郎と言うのも何か寂しい気がしますが?)若い自分にはとっつきにくかったのかもしれません。
当日は品川から”こだま”で掛川に向かいました。良き日を祝して気張ってグリーン車に乗りいざ現地へ!掛川に着くと「いるはいるは…」他人の事を言える立場では有りませんが、その年齢層の高い事。鼻ピアスとか刺青などをしている若者は居ない代わりに30年前の若者が加齢臭を撒き散らして、続々と駅からでできました。
たまたま通りかかった男子高校生(DK)は明らかに驚いた顔をして「宗教の集まり?」と騒いでいました。(まぁ、拓郎教とかぐや姫教の集会と言っても外れではないかもしれませんが…笑)

加齢臭を漂わせてオジサン・オバサンが集まり、ひたすら並ぶ
コンサート規模は3.5万人規模で開場と同時に一斉にコンサート会場に向かうものだから、その勢いは凄いものでした。会場の列も半端ではなく、かるく5000人は並んでいました。並び始めてから、会場に入るまで約90分もかかりました。私は並ぶのが大嫌いなので拓郎&かぐや姫のコンサートでなかったら帰っています。
予定より少し遅れて13:10頃、拓郎とかぐや姫の3人がステージに立つともうテンションはのっけから最高潮!”旧友再会フォーエバーヤング”をかぐや姫と歌い上げ、8時間の長丁場のコンサートの幕開けとなりました。拓郎のファーストステージで私が気に入っていた”ひらひら”の「ラッシュアワーを見てご覧。今朝もまた、みだし人間の群れが押し合いへし合い…」を唄い出した瞬間、背筋に電気が走り、涙がポロポロ流れてきてしまいました。

コンサートが始まる2時間前の風景。本当は撮影禁止なんだけど、そぉっっと撮っちゃいました!主催者さんゴメンナサイ!