今年の首都圏最後の撮影と位置づけて9日は小湊鉄道へ出撃してきました。小湊鉄道の桜を撮り始めて10年以上たちますが、年々撮影者が増え、休日ともなれば飯給や高滝など多くの同業者が押し寄せ、撮影もままならない状況になってきています。そんなわけで9日は平日で同業者も多くないと予想してちょっと無理して出撃してまいりました。
小湊鉄道沿線のアングルも10年も撮り続けるとほとんど撮り尽くした感がありますが、今年はどうしても撮りたい撮影地がありました。8日は春としては珍しいくらいの悪天候で寒いし雨は降るし、さらに突風で桜が散りはしないか気が気ではありませんでした。事実、小田急線座間の桜は完全に散ってしまったとの情報もありましたが、温暖化の影響をあまり受けない千葉の桜は9日も何とか持っていてくれました。しかし、完全に回復するとの天気予報が完全に外れ、現地に到着しても一向に太陽がのぞいてきません。まぁ、ヤキモキしても、騒いでもどうにもならないので車で列車の時刻まで昼寝をしていました。列車の通過15分前に携帯電話の目覚ましが動作しました。薄目をあけるとどんよりした天気が回復して、雲の中に太陽が顔を出していました。慌ててカメラにレンズを着けて撮影地に向かいました。

上総大久保駅の近くには小学校があり午後の列車が通学列車となります。以前はホームにあふれるばかりの児童でにぎわったそうですが、今は数人だけとなってしまいました。しかし、それでも何とものんびりした光景に心が和ぎます。 08,04,09 小湊鉄道上総大久保